レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/11/23
- 登録日時
- 2013/12/22 00:30
- 更新日時
- 2013/12/26 19:24
- 管理番号
- 6000013821
- 質問
-
解決
本の裏表紙には、必ず「ISBN」として978または4から始まる10桁または13桁の数字と、その下にCと4桁の数字、本の値段があるようだが、これらの数字はどういう意味があるのか。特にISBNに978がついていたりついていなかったりする理由と、Cの後ろの4桁の数字の意味を知りたい。この4桁の数字が8から始まるのは児童書だと聞いたことがある。
- 回答
-
ISBNとCから始まる4桁の数字(分類コード)・本の値段(価格コード)は日本図書コードの一部。『本の知識』『図書館情報資源概論』『コードが変える出版流通』に解説があり。
- 回答プロセス
-
02(出版)01(図書館学)の書架を探す。
『ライブラリー図書館情報学8 図書館情報資源概論』(学文社)p83「日本図書コード」に、ISBNの説明があり。2007年からISBN(国際標準図書番号)は10桁から13桁に変更され、EAN書籍出版業コードの978が頭につくようになった(2007年以前出版のものも、10桁と13桁が併記されているものもあり)次の4は、日本の国番号。日本図書コードはISBN、分類コードと価格コード、書籍JANコード上段・下段からなるとのこと。分類コードは販売対象コード・発行形態コード・内容コードからなるとあり。第1章第3節に既述とあったため参照すると、p18「生産源による分類」に、商業出版物の図書(書籍)の日本図書コードによる分類について、販売対象9種類[1:一般、2:教養、3:実用、4:専門、5:婦人、6:学参Ⅰ(小中)、7:学参Ⅱ(高校)、8:児童、9:雑誌扱い]および販売形態10種類(省略)に分けられるとあり。
さらに『コードが変える出版流通 ISBNのすべて』(日本エディタースクール出版部)を調べる。ISBNについて詳述してあるほか、p96-97に分類コード・価格コードの説明があり。分類コードは常に頭にCをつけ、続けて4桁の数字をならべるとあるため、利用者の求めておられるのはこの解説であると確認できた。p98-104に分類コードの販売対象・発行形態・内容コードの詳細が図で示されてあり。
『本の知識 本に関心のあるすべての人へ!』(日本エディタースクール出版部)p55-56「ISBNと日本図書コード」に日本図書コードとISBNの説明と、2006年12月までISBNは先頭の「978」がない10桁だったこと、ISBN・分類コード・価格コード・書籍JANコードの例示があり。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 図書の販売 (024 9版)
- 参考資料
-
- 『図書館情報資源概論 伊藤 民雄/著』(学文社)
- 『コードが変える出版流通 松平 直寿/著』(日本エディタースクール出版部)
- 『本の知識 日本エディタースクール/編集』(日本エディタースクール出版部)
- キーワード
-
- 日本図書コード(ニホントショコード)
- 国際標準図書番号(コクサイヒョウジュントショバンゴ)
- 分類コード(ブンルイコード)
- 出版(シュッパン)
- 商業出版物(ショウギョウシュッパンブツ)
- 図書(トショ)
- 書籍(ショセキ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000142280