レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/06/19
- 登録日時
- 2009/11/04 02:10
- 更新日時
- 2009/11/11 11:57
- 管理番号
- 10-0C-200910-01
- 質問
-
解決
京都、京友禅の職人、人数の推移、出荷量の推移などがわかる資料があればみたい。
- 回答
-
1.下記2冊をご案内。
・「全国伝統的工芸品総覧-受け継がれる日本のものづくり 平成18年度版」(伝統的工芸品産業振興協会/編,同友館,2007.10)
京友禅の項(p.200)があり、企業総数・伝産企業数・従事者総数・伝産従事者数・年生産総額・伝産年生産額がわかる。
ただし、京小紋も含む数字となる。
・「京友禅摺り染-歴史と技法」(生谷 吉男/著 藤井 健三/著,京都友禅協同組合,2001.3)
統計はないが、友禅の参考資料として紹介。
2.インターネット情報として下記2件をご案内。
・日本伝統工芸士会サイト「産地別伝統工芸士数」
京都-京友禅-256人(H21.2.25)(09.10.21再確認)との記載あり。
・京都友禅協同組合サイト
統計はないが、友禅の参考資料として紹介
3.参考に、京都府、京都市の統計書を案内。
友禅という表記ではなく、「織物」「繊維業」なのであくまで数値は参考程度。
- 回答プロセス
-
1.当館蔵書検索で「京友禅」を検索
統計等の資料はみあたらず。
「京友禅摺り染-歴史と技法」(生谷 吉男/著 藤井 健三/著,京都友禅協同組合,2001.3)をご参考までに紹介。
2.国立国会図書館の雑誌記事索引を調査
“友禅を検索→有用なものなし。
3.インターネットGoogle検索
キーワード“京友禅”、“伝統工芸”
日本伝統工芸士会サイト「産地別伝統工芸士数」京都-京友禅-256人(H21.2.25)との記載あり。
京都友禅協同組合サイト 京都商工会議所HPに京友禅の業界データあり
従業員数-20,679人(京小紋を含む。全国伝統的工芸品総覧H7度版より)(09.10.21現在見つからず)
4.「全国伝統的工芸品総覧」の内容確認
「全国伝統的工芸品総覧-受け継がれる日本のものづくり」(ぎょうせい,2003.12)
追加調査時点(2009.10)は,平成18年度版が最新版として発行されている。
「全国伝統的工芸品総覧-受け継がれる日本のものづくり 平成18年度版」(同友館,2007.10)
5.京都の統計書の内容を確認。
「京都府統計書 平成18年」(京都府統計協会,2008.3)→「西陣・丹後地域の織物出荷高」の記載あり
「京都市統計書 平成20年版」(京都市企画局情報化推進室情報統計課,2009.3)→繊維製品製造業の項で従業員数と出荷額の記載がある
- 事前調査事項
- NDC
-
- 染織工芸 (753 9版)
- 参考資料
-
- 「京友禅摺り染-歴史と技法」生谷 吉男/著 藤井 健三/著,京都友禅協同組合,2001.3発行<当館書誌ID0010176102>
- 日本伝統工芸士会サイト「産地別伝統工芸士数」http://www.kougei.or.jp/kougeishikai/f_index.html(09.10.21確認)
- 京都友禅協同組合サイト http://www.kyo-yuzen.or.jp/(09.10.21確認)
-
「全国伝統的工芸品総覧 : 受け継がれる日本のものづくり」伝統的工芸品産業振興協会/編,ぎょうせい,2003.12発行,ISBN 4-324-07299-X<当館書ID0010679086>
「全国伝統的工芸品総覧 : 受け継がれる日本のものづくり 平成18年度版」伝統的工芸品産業振興協会/編,同友館,2007.10発行<当館書誌ID:0011516864> - 「京都府統計書 平成18年」京都府総務部統計課/編集京都府統計協会/編集京都府総務部統計課 京都府統計協会,2008.3発行<当館書誌ID0011663010>
- 「京都市統計書 平成20年版」京都市総合企画局情報化推進室情報統計課/編集,京都市総合企画局情報化推進室情報統計課,2009.3発行<当館書誌ID0011860191>
- キーワード
-
- 京友禅
- 伝統的工芸品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
【友禅染(ゆうぜんぞめ)】
染め物の手法の一。近世初期から発達し、元禄期(1688~1704)の京都の絵師宮崎友禅斎が描いた文様が人気を博し、その名から友禅染といわれるようになった。京友禅と加賀友禅とがある。本来はすべて手描(てが)きであるが、明治以降型紙を用いた型友禅ができ、量産されるようになった。
(「大辞泉」より抜粋)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- ビジネス
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000059223