レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年4月10日
- 登録日時
- 2017/03/29 00:30
- 更新日時
- 2018/07/03 12:01
- 管理番号
- 県立長野-16-101
- 質問
-
未解決
小海町本間に伝わる「書付」(出典不明 寛政11(1799)年)を翻刻したものがあるが、記載のある「龍池」がどこにあるのか知りたい。(地元の方だが、「龍池」については周りの人も知らないという。)
- 回答
-
不明。
- 回答プロセス
-
1. 郷土資料の地名辞典類、史誌類をあたる。元の文書が佐久甲州街道に沿って書かれているため、郷土資料の交通に関する棚も調査する。
2. 1 に全く記載がないため、古地図類を含む資料、市町村の変遷、地名の変遷を含むものに対象を広げたが、記載なし。
3. 江戸期の記述のため、道中商人鑑、街道の分間延絵図を探すが、佐久甲州街道を扱う資料はない。
4. 『千曲之真砂』『信濃奇勝録』のような江戸期の雑記類をあたるが、記載はない。
5. ここでカウンターでの調査は一旦終了とし、後日回答する旨伝える。
利用者が提示した資料は、寛政11(1799)年とあるので、『千曲之真砂』は以前の記録、『信濃奇勝録』は以後の記録にあたることがわかる。また、寛保2(1742)年に、本間村で大洪水があった記述が散見されることから、地形が大きく変わった可能性も考えられる。このことを踏まえて、書庫内のN223類を中心に調べたが、詳細な記述がある資料は見当たらなかった。
<調査済資料>
・『小海町志 2 川西編』鷹野 一弥著 小海町志刊行委員会 1968 【N223/20/2】
・『小海町志4 近・現代編』小海町教育委員会編 小海町志編集委員会 1997 【N223/20/4】
・『長野県の地名』平凡社 1979 (日本歴史地名大系20) 【N290.3/290】
・『長野県町村誌 2 東信篇』長野県編 名著出版(復刻版) 1973 【N290/33a/2】
・『長野県南佐久郡誌』 千秋社 1997 【N223/90】
・『歴史の道調査報告書 I-V』長野県教育委員会編 長野県文化財保護協会 1984 【N682/53-1/1】
・『明治初期長野県町村絵地図大鑑 1 東信編』滝澤主税編郷土出版社 1985【N293/5/1】
・『新編 信濃史料叢書 第9巻』信濃史料刊行会編 信濃史料刊行会 1973 【N208/43/9】
(所収されている瀬下敬忠著『千曲之真砂』(1753成立)を調査)
・『新編 信濃史料叢書 第13巻』信濃史料刊行会編 信濃史料刊行会 1976 【N208/43/13】
(所収されている井出道貞著『信濃奇勝録』(1834脱稿 1887刊行)を調査)
・『明治初期 長野県町村字地名大鑑』滝澤主税編 長野県地名研究所 1987【N293/14】
・『信州の湖沼』 信濃毎日新聞社編集局編 信濃毎日新聞社 1973 【N290.2/205】
・『解析信濃國絵図』滝澤主税編 滝澤主税 2011 【N293/82】
・『角川日本地名大辞典 長野』角川日本地名大辞典編纂委員会 角川書店 1990 【N293/18】
・『佐久甲州街道 画文集』新海輝雄著 檪 1993 【N223/77】
・『千曲の浅瀬』平林富三著 平林富三 1973 【N223/29】
・『絵図が明かす平賀玄信の佐久支配』山崎哲人著 郷土出版社 1993 【N223/81】
・『南佐久郡誌 近世編』南佐久郡誌編纂委員会編集 南佐久郡誌刊行会 2002 【N223/61/6】
・『歴史の道調査報告書 千曲川』長野県教育委員会 1992 【N682/53/31】
・『松原史話』小林尚二編 小林尚二 1932 【N223/24】
・『天保の飢饉 天明の飢饉 寛保の水害』 小海町古文書を読む会編 発行年不明 【N223/125】
・『小海町遺跡詳細分布調査報告書』遺跡分布調査団編 小海町教育委員会 1987 【N202.2/27】
・『南佐久郡における 近世資料所蔵者名簿』南佐久教育会郡志歴史部委員会編
南佐久教育会郡志歴史部委員会 1970 【N223/15】
・『南佐久郡図』 南佐久教育会編 南佐久教育会 1935 【N223/6】
- 事前調査事項
- NDC
-
- 中部地方 (215 8版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 本間村
- 千代里村
- 小海町
- 龍池
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000213270