レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年1月18日
- 登録日時
- 2019/02/21 14:54
- 更新日時
- 2019/07/25 12:17
- 管理番号
- 2018-46
- 質問
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未解決
太平洋戦争開戦直後のマレ-進攻時、侘美(たくみ)浩少将がいる部隊が先鋒となり、抜群の働きをしているが、彼はその後昇進することなく、善通寺俘虜収容所の2代目所長などを経て終戦を迎えている。この冷遇の理由について知りたい。
- 回答
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侘美浩少将の善通寺俘虜収容所長への転属理由については、記載資料を見つけることができなかった。
参考情報として【資料1】p218に、昭和17年シンガポール占領後にマレー半島西岸マラッカ経由の兵站線に配備された兵站部隊の隊長・野口明文大尉が、侘美少将と同期生で、この人について次の記載がある。「同氏は大阪幼年学校出身の秀才組で、剛直明敏で辺幅を飾らぬ直情径行型の性格であった。(中略)任官後何かの意見が上官と衝突して、大尉で退職した(以下略)」この記載部分が侘美少将と混乱したのではないかと思われる。当館所蔵資料で、侘美浩少将の履歴等記載がある資料は、参考資料のとおり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210)
- 参考資料
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- 【資料1】『コタバル敵前上陸』 侘美浩/著 プレス東京 1968 <当館請求記号:L916-タヒ-1968>
- 【資料2】『愛媛県史 人物』 愛媛県 1989 <当館請求記号:K200-31>
- 【資料3】『日本陸海軍人名辞典』 福川 秀樹/編著 芙蓉書房出版 1999 <当館請求記号:R369.03-フヒ-1999>
- 【資料4】『善通寺市史』 第3巻 善通寺市立図書館/編 善通寺市 1994 <当館請求記号:218.2-19-3>
- 【資料5】『陸軍部隊戦史』 近現代史編算会/編 新人物往来社 2001 <当館請求記号:369.21-リク-2001>
- キーワード
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- 侘美浩
- 太平洋戦争
- マレ-進攻
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000251973