レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/12/22
- 登録日時
- 2017/03/15 00:30
- 更新日時
- 2017/03/15 00:30
- 管理番号
- 北方 16-0040
- 質問
-
解決
道立図書館所蔵『林家文書 430 履歴調書』の表紙には、明治17年12月更 履歴調書 林長左衛門」とある。
一方、道立文書館所蔵「漁場請負人履歴調」(明治18年)にも、林長左衛門の履歴(明治17年12月調)が含まれている。開拓使事業報告に引用されているようだ。
この二つの履歴書の関係を知りたい。また、どちらが先に書かれた一次資料なのか。
- 回答
-
当館所蔵『林家文書 430』
・「魚網及収穫品ノ事由」に該当の記述あり
<北方資料デジタル・ライブラリー>
http://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/dsearch/da/detail.php?libno=11&data_id=2-1425-0
17コマ目
・「履歴表」の後に
「右之通履歴調書奉上候也」とあり、明治17年12月の日付と林長左衛門の住所、署名、押印がある。
最後に、県庁からの御達により書上げ、3通戸長役場に差し出した旨記述あり。
<北方資料デジタル・ライブラリー>
http://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/dsearch/da/detail.php?libno=11&data_id=2-1425-0
27コマ目
道立文書館所蔵「漁場請負人履歴調」(明治18年)
→次の資料に収録
『開拓使事業報告原稿 漁場請負人履歴調 札幌本庁』(明治18年) 請求記号:簿書/7179
注記:札幌県が調査し、開拓使事業報告編纂残務取扱に送付したもの
資料2 → 該当文書は「材料」と分類。
p11、20により、「材料」は、各本支庁において、課の各事業単位ごとに作成した報告書(資料)
およびそれを各庁ごとに集約整理して、在京の報告書取調方に送付したもの
道立文書館へ照会。回答要旨は次のとおり
→文書館の該当履歴書の最初には、札幌県から大蔵省あての文書があり、履歴は各郡役所へ
照会したり、課員が出張してとりまとめた旨説明されている。図書館と文書館の履歴書は酷似し
ているが、文書館のそれは、原稿体になっている。
『林家文書』にある履歴調書等を受けて、『開拓使事業報告原稿』のこの項を編集したのでは
ないかと推察される。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 7版)
- 参考資料
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- 1 林家文書 430 履歴調書 093/HA/430 マイクロフィルム請求記号:HM2553
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2 北海道所蔵簿書件名目録 第3部 開拓使事業報告原稿の部 完 北海道 北海道 1971 025/HO/3 p37 種別は<材料-札幌>とあり。巻頭に解題あり。
- キーワード
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- 林長左衛門
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000211691