レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/1
- 登録日時
- 2017/12/26 12:07
- 更新日時
- 2018/03/23 11:05
- 管理番号
- 島根参2017-12-005
- 質問
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未解決
松平治郷の正室、静楽院(※静は正しくは靑に彡)が色紙にしたためた和歌 「秋の野にしたれてさける花のその ちくさにものをおもふ古路哉」 の出典が知りたい。
- 回答
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色紙は、当館所蔵 【資料1】 『茶の湯春秋 不昧公展』 (田部美術館 2001) p17 掲載の 「色紙 静楽院より子筆」。
p116~p117 の展示品解説に、 「 ・・・ 拾遺和歌集第四巻に収まる古歌 「夜をさむみねさめてきけハしかそ鳴 はらひもあへすしもやおくらむ」 を幾百姫が認め、静楽院が 「秋の野にしたれてさける花のその ちくさにものをおもふ古路哉」 の和歌を流麗な筆で認めている」 と記載されている。
『新編国歌大観』 (角川書店) で調査したが、「秋の野にしたれてさける・・・」 は記載なし。 「あきののに-」 の項を見ていくと、古今和歌集に、「秋ののにみだれてさける花の色のちくさに物を思ふころかな つらゆき」 がある。 おたずねの和歌とは一致しないが、参考情報として以下の資料を紹介した。
【資料2】 『新編日本古典文学全集 11 古今和歌集』 (小学館)
p231 題しらず つらゆき
「秋の野に乱れて咲ける花の色のちくさに物を思ふころかな」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 茶道 (791 8版)
- 参考資料
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【資料1】田部美術館 編 , 田部美術館. 茶の湯春秋 不昧公展. 田部美術館, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069427201-00 (p17,116~117 当館請求記号 郷貸出791/タ01) -
【資料2】小沢, 正夫, 1912-2005 , 松田, 成穂, 1926-. 新編日本古典文学全集 11. 小学館, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002379633-00 , ISBN 4096580112 (p231 当館請求記号 918/シ/11)
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【資料1】田部美術館 編 , 田部美術館. 茶の湯春秋 不昧公展. 田部美術館, 2001.
- キーワード
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- 島根県
- 松平治郷
- 不昧公
- 静楽院
- 和歌
- 古今集
- 色紙
- 茶道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000227691