レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年3月25日
- 登録日時
- 2013/09/03 12:28
- 更新日時
- 2014/09/26 18:25
- 管理番号
- 中央-1-00562
- 質問
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解決
北海道標茶町トウロ湖周辺に擦文文化の遺跡があるが、その遺跡に関する調査報告書を見たい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
・『擦文文化 教育社歴史新書 日本史』 藤本 強/著 教育社 1982
・『釧路湿原総合調査報告書』 釧路市立郷土博物館 1975
・『トブー遺跡の発掘調査』 釧路川流域史研究会 1984
- 回答プロセス
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・書名“擦文文化”で市内蔵書検索
『擦文文化 教育社歴史新書 日本史』 藤本 強/著 教育社 1982
p.53~によると、擦文文化の遺跡は北海道の広範囲に分布しており、その中でトウロ湖周辺については、p.67~の「釧路川流域の遺跡群」で少し触れられている。
釧路川流域調査は、釧路市立博物館、釧路川流域史研究会により行われているとの記載あり。
p.69に『釧路湿原総合調査報告書』(釧路市立郷土博物館、1975)をもとにした地図あり。
p.231に関連文献あり。
・国会図書館サーチで検索
『釧路湿原総合調査報告書』 釧路市立郷土博物館 1975 →国立国会図書館、北海道立図書館、秋田県立図書館で所蔵あり。
キーワード“標茶&遺跡”で検索
『ウライヤ遺跡調査報告書:北海道上川郡標茶町2』 標茶町教育委員会 2008
『開運町遺跡:釧路川中流域の遺跡』 標茶町教育委員会 1983
『茅沼遺跡群:釧路川中流域の遺跡2』 標茶町教育委員会 1980
・利用者より、宇田川洋氏の著作を調べてみてはどうかとのことなので、宇田川洋氏の著作を見てみる。
『イオマンテの考古学』 宇田川 洋/著 東京大学出版会 1989 →×
『アイヌ文化成立史』 宇田川 洋/著 北海道出版企画センター 1988 →×
『アイヌ考古学 北方新書』 宇田川 洋/著 北海道出版企画センター 2000 →×
・利用者より、「トブー遺跡」と「二股遺跡」を提示していただいた(情報源は『標茶町史 通史第1巻』(標茶町役場、1998)、『釧路湿原総合調査報告書』(釧路市立郷土博物館、1975))。
・国会図書館サーチで“トブー遺跡”、“二股遺跡”で検索
『トブー遺跡の発掘調査』 釧路川流域史研究会 1984 →北海道立図書館で所蔵あり。
・「蝦夷(エミシ・エビス・エゾ)を中心とした東北~北方史関係研究文献目録データベース(稿)」小口雅史編といいデータベースで検索
http://aterui.i.hosei.ac.jp/oguchi/ezo/ (2013.9.3最終確認)
“塘路”でキーワード検索
沢四郎「標茶町塘路フシコタン湖底遺跡調査概報」『釧路考古学研究会連絡紙』1巻7号,1968.11刊 がヒットしたが、国会図書館サーチでヒットせず。
“二股遺跡”でキーワード検索
「二股遺跡出土の遺物(北海道東部・標茶町)」『北方探究』第8号,2006.10 がヒットしたが、国会図書館サーチでヒットせず。
- 事前調査事項
- NDC
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- 北海道地方 (211 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 擦文文化
- 標茶町
- 遺跡調査
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000136638