レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年08月13日
- 登録日時
- 2010/08/13 09:46
- 更新日時
- 2018/03/07 16:47
- 管理番号
- 11758
- 質問
-
解決
香川県立図書館が、高松市林町の香川インテリジェントパークに移転した理由を知りたい。
- 回答
-
『香川県教育史 通史編』(香川県教育委員会/編 香川県教育委員会 2000年)
〔当館請求記号:K3721 K5 6-1〕
第三章社会の変化に対応した教育の進展 第十一節生涯学習の振興 新しい県立図書館と生涯教育に、
次のような記述がある。(1088~1089頁)(一部要約)
昭和三十八年(一九六三)三月、高松市五番町(現在の番町一丁目)に設置された県立図書館は、
場所こそ都市の中心部にあり、交通至便の地にあったものの、狭隘(きょうあい)であり、次第に時代のニーズに
こたえきれなくなってきた。とりわけ、収蔵能力が三〇万冊しかなく、六十三年度末には限界に達するという事情が、
早急な対応を必要としていた。
昭和六十三年十二月末、学識経験者等からなる香川県立図書館等整備調査委員会から、新しい県立図書館は、
(一)生涯学習学習活動や市町図書館を援助する中核図書館として、文書館(仮称)との複合施設として整備する、
(二)場所は、公共輸送機関があり交通の便が良く、幹線道路から近くて進入が容易であり、駐車場や将来の
拡充の余地を残した十分な広さの用地を確保する必要がある、との報告を受けた。
平成六年三月に落成した新しい県立図書館は、香川県が進めている香川インテリジェントパークの中核となる施設であり、
県民の様々なニーズに敏速・的確に対応できるよう高度の情報通信機能と快適な学習空間を備え、図書の収蔵能力は
開架二二万冊、書庫一〇〇万冊など全国的にも屈指の施設となった。
依頼者が、小学生中学年であったので、上記記述を要約、平易な文章にして次のように回答した。
いまの県立図書館は、平成6年(1994年)3月28日、高松市林町の香川インテリジェントパークに
オープンしました。
それまでの図書館は、昭和38年(1963年)から、高松市番町の高松市立中央公園内にありましたが、
建物がだんだん古くなったうえにせまく、時代に合った新しいサービスを始めることができず、本やざっしを
保管する場所もなくなってきました。
そこで、(1)図書館の周りの道路が整っていたり十分な駐車場をじゅんびできる(2)車がなくてもバスで
来ることができる(3)しょうらい建物をひろげることができる十分な場所があることなどを考え、もと高松空港が
あった現在の場所にひっこしてきました。
いまの図書館は、コンピュータを使って本やざっしのある場所を調べることができたり、本やざっしを保管する場所が、
中央公園にあった図書館の3倍以上の100万冊となっています。
- 回答プロセス
-
『香川県教育史 通史編』に、香川県立図書館が、高松市林町の香川インテリジェントパークに移転した経緯がまとめられていた。
依頼者が小学校中学年ということで、この内容を要約し、平易な文章にして回答した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 各種の図書館 (016 8版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 香川県立図書館
- 高松市林町
- 香川インテリジェントパーク
- 調べ学習
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000070076