残念ながら1枚の地図で木曽川の源流から河口までが分かるものはありませんが、以下のような地図がありました。
1 国土地理院発行の地図
当館では国土地理院発行の地図を各種所蔵しています。(20万分1地勢図、5万分1地形図、2万5千分1地形図)
いずれも源流から河口までたどることができ、都道府県界、市・郡界、町村界は図示されていますが、複数の地図に分かれています。
20万分1地勢図の場合、4枚(「高山」「飯田」「岐阜」「名古屋」)に分かれています。
縮尺が大きい地図(5万分1地形図、2万5千分1地形図)ほど詳細ではありますが、多数の地図に分かれます。
地図の区画によって測量の時期が異なるため、発行年も異なります。
なお、国土地理院の「地理院地図(電子国土Web)」では、縮尺や範囲を指定して表示させることができます。
ただし、河川の流路が詳細に分かる縮尺の場合、前述の地勢図と同様に、源流から河口までは複数の画面に分かれます。
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/#zoom=5&lat=35.99989&lon=138.75&layers=BTTT2 岐阜県河川図(岐阜県河川課監修 平成24年発行)
国土地理院発行の20万分1地勢図をもとに岐阜県部分を1枚にまとめた地図です。
木曽川の流路のうち、岐阜県内部分は把握することができますが、源流にちかい部分(長野県内)についてはありません。
県界、市・郡界、町村界のほか、水系界、流域界も示されています。
(木曽川水系のほか、神通川、庄川、九頭竜川、矢作川、庄内川の各水系があります)
流路は「河川法一級河川(指定区間外)」と「河川法一級河川(指定区間)」で色分けして示されています。
また、地図の右下に「河川表」があり、水系ごとに河川名が記されています。
なお、この地図は岐阜県河川課が作製していますので、頒布等については河川課に直接お問い合わせください。