レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/03/29
- 登録日時
- 2007/08/02 02:10
- 更新日時
- 2007/08/17 13:27
- 管理番号
- 埼浦-2007-005
- 質問
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解決
警察の民事不関与(民事不介入)の原則について書かれた本、論文のリストが欲しい。
- 回答
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質問に沿ったリスト等は見あたらなかったが、以下の雑誌論文、図書資料を紹介する。
「民事不介入」(『行政法の争点〈新版〉(ジュリスト増刊 法律の争点シリーズ9)』有斐閣 1990)
「市民の警察観と警察の市民観」(『文化評論』No.307)
「警察官の民事不介入と職務上の注意義務」(「警察関係基本判例解説100(別冊判例タイムズ9)」判例タイムズ 1985)p256-258(県立未所蔵)
「警察法2条の意義に関する若干の考察(1)」(『法学』Vol.52 No.5 東北大学 1988)
「警察法2条の意義に関する若干の考察(2)」(『法学』Vol.53 No.2 東北大学 1989)
「民事不介入」(『行政法の争点(ジュリスト増刊 法律の争点シリーズ9)』有斐閣 1980)
『警察法解説 新訂』(東京法令出版)『警察法』(信山社出版)『警察法 新版』(有斐閣)『警察権』(岩波書店)『警察権限読本』(警察時報社)『図解による法律用語辞典 補訂2版』(自由国民社)
『法律学小辞典 第4版』(有斐閣)
- 回答プロセス
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《NDL-OPAC(雑索)》を論題〈民事不介入〉で検索すると、18件ヒットする。その内の1件に「民事不介入の原則とは」(『This is 読売 8巻9号』1997)p28-29 があり、そこで取り上げられたキーワードが「警察法第二条第二項(警察の責務)」「警察権の限界」「警察公共の原則」だった。上記キーワードを元に《NDL-OPAC(雑索)》を再検索し、以下の論文を紹介する。
藤田宙靖「民事不介入」(『行政法の争点〈新版〉(ジュリスト増刊 法律の争点シリーズ9)』有斐閣1990)p240-241(*)
伊賀興一「市民の警察観と警察の市民観」(『文化評論』No.307)p72-81
田島優子「警察官の民事不介入と職務上の注意義務」(「警察関係基本判例解説100(別冊判例タイムズ9)」判例タイムズ 1985)p256-258(県立未所蔵)
藤田宙靖「警察法2条の意義に関する若干の考察(1)」(『法学』Vol.52 No.5 東北大学 1988)p1-29
藤田宙靖「警察法2条の意義に関する若干の考察(2)」(『法学』Vol.53 No.2 東北大学 1989)p77-106
その他、(*)の旧版として下記の資料があり。
菊井康郎「民事不介入」(『行政法の争点(ジュリスト増刊 法律の争点シリーズ9)』有斐閣 1980) p238-239
図書資料は、分類〈317.7〉「警察法」の棚を直接確認した。
『警察法解説 新訂』(東京法令出版 1973)p33-40に警察法第二条第二項〈警察の責務〉の解説あり。
『警察法』(宮田三郎 信山社出版 2002)「第三章 警察の責務および権限、第四章 警察作用の基本原則」に関連の記述あり。
『警察法 新版』(田上穣治 有斐閣 1983)「第二篇第一章第三節 警察権の限界に関する原則」に関連の記述あり。
『警察権』(戒能通孝 岩波書店 1960)p243-247「第四章第五説 イ 行政法学にいう『警察権の限界に関する原則』」に関連の記述あり。
『警察権限読本』(出射義夫 警察時報社 1966)p64-67「第一章第三節 第四警察裁量権の限界のニ 警察権の限界に関する原則」の項あり。
その他、参考図書で下記の資料を紹介する。
『図解による法律用語辞典 補訂2版』(自由国民社 2006)p968に「警察権の限界」に関する項目あり。
『法律学小辞典 第4版』(有斐閣 2004)p271-272に「警察権の限界」、p1147に「民事不介入」に関する項目あり。
以上を紹介する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 行政 (317 9版)
- 法学 (321 9版)
- 参考資料
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- 『図解による法律用語辞典 補訂2版』(自由国民社 2006)
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『法律学小辞典 第4版』(有斐閣 2004)
- キーワード
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- 警察法
- 警察
- 民事不介入
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000036328