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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000097271
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2011-123
事例作成日
(Creation date)
2011年09月07日登録日時
(Registration date)
2011年11月29日 17時11分更新日時
(Last update)
2012年05月09日 16時38分
質問
(Question)
京都愛宕神社の歴代住職について知りたい。
住職だけではなく、明治以降宮司となってからについても知りたい。
回答
(Answer)
愛宕神社は神仏習合の社で、白雲寺と習合され、明治以前は僧侶、明治以降は宮司が奉仕していた。
当館所蔵資料の調査、京都府立図書館への問い合わせを行ったが、京都愛宕神社歴代の住職・宮司がわかる資料は見つからなかった。
断片的な記述のあった以下の資料を紹介した。(追記あり)

(1)白雲寺開祖(700年代) 泰澄あるいは慶俊(諸説あり)
『京都大事典』(奈良本辰也〔ほか〕編 淡交社 1984)
p17〈愛宕神社〉の項あり。
「右京区嵯峨愛宕町の愛宕山朝日峰山頂にある神社。(中略)創祀・沿革に諸説あるが、大宝年間(701-04)役小角(えんのおづぬ)が泰澄とともに愛宕山に入山した折、地蔵五仏と天狗大魔王の示現によって当山を開き、神廟を築いたのが始まりとも、あるいは、丹波国桑田郡国分村より山城国愛宕郡鷹峯に移された阿多古社を天応元年(781)僧慶俊と和気清麻呂が白雲寺の鎮守社として当地に勧請したのに始まるともいう。(後略)」とあり。
宮司の家柄についての記述はなし。

(2)宮司 
『神社名鑑』(神社本庁調査部編 神社本庁 1962)
p526〈愛宕神社〉の項あり。資料刊行当時(1962.11ごろ)の宮司名・禰宜名が記載されている。
p822「神社本庁別表神社一覧(その7)」に〈愛宕神社〉あり。

『全国神社名鑑 下 近畿地方・中国地方・四国地方・九州・沖縄地方』(全国神社名鑑 刊行会史学センター 1977)
p63-64〈愛宕神社〉の項に、資料刊行当時(1977.7)の宮司名・禰宜名等の記載あり。
回答プロセス
(Answering process)
◆〈愛宕神社〉〈白雲寺〉〈神職の家系図〉を調査する。
『日本歴史地名大系 27 京都市の地名』(一志茂樹〔ほか〕編集 平凡社 1979)
p1074-1076〈愛宕神社〉の項あり。ただし、宮司(の家柄等)の記述はなし。
近代以前は愛宕山の別称白雲山にちなみ白雲寺とも呼ばれた神仏習合の社であったことなど、記述あり。
白雲寺の名は中世以前の記録には現れないが、「山城名勝志」所引の白雲寺縁起は、愛宕山の開祖を泰澄とし、白雲寺開山第一の祖と記している」とあり。

『新撰京都叢書 4』(新撰京都叢書刊行会編 臨川書店 1985)
p292に「一説に当社は大宝年間僧泰澄白雲寺を創立し、(中略)爾来僧侶の奉仕せし所なりしが、明治の初年に革めて純然たる神祠となし、府社に列せらる。」とあり。

『新撰京都叢書 3』(新撰京都叢書刊行会編 臨川書店 1987)
p343「愛宕神社」
「一説に大宝年間僧泰澄白雲寺を創し(中略)爾来数次の沿革あれども、古事散失して明瞭ならす。」

『新撰京都叢書 4』(新撰京都叢書刊行会編 臨川書店 1985)
p292-293「愛宕山愛宕神社」
「一説に当社は大宝年間僧泰澄白雲寺を創立し、…爾来僧侶の奉仕せし所なりしが、明治の初年に革めて純然たる神祠となし、府社に列せらる。」

『日本の神々 神社と聖地 5 山城・近江』(谷川健一編集 白水社 1986)
p171-175「愛宕神社」「白雲寺縁起」あり。

『社寺縁起の研究』(簗瀬一雄著 勉誠社 1998)
p9-75「愛宕山神道縁起」あり。漢文。

《京都府立図書館WebOPAC》を書名〈愛宕神社〉で検索した結果、以下の資料を調査する。
原島知子「愛宕神社の歴史と信仰-火伏を中心として-」(『季刊悠久 第二次 104号』p30-45 2006.1)
本文中に宮司に関連する記述は見つからず。巻末に参考文献あり。

京都府立図書館へ問い合せ
京都府立図書館と京都府立総合資料館で二次資料を中心に調査したが、歴代住職および宮司は判明しなかった。
『京都愛宕山と火伏せの祈り』(八木透編 昭和堂 2006)に「愛宕山坊人・愛宕法師・愛宕山家来」という章があり、その文末に「愛宕山に関する史料は明治期の神仏分離・廃仏毀釈によって散逸して少ないのが現状」との記述があるとのこと。

◆その他調査済み資料
『神道大系 神社編 2 総記』(神道大系編纂会編 1988)
『京都・山城寺院神社大事典』(平凡社編 平凡社 1997)
『新修京都叢書 10』(野間光辰編 臨川書店 1994)
『新修京都叢書 22』(野間光辰編 臨川書店 1995)
『日本社寺大観 寺院篇』(藤本弘三郎篇 名著刊行会 1970)
『古代豪族系図集覧』(近藤敏喬編 東京堂出版 1993)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
神道  (170 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
愛宕神社-京都府
神職
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
京都府立図書館
備考
(Notes)
追記(2012/5/9):その後愛宕神社の歴代宮司は、藤木家であるとの情報を得る。その情報を確認したところ、以下が判明した。
『角川日本姓氏歴史人物大辞典 26 京都市姓氏歴史人物大辞典』(竹内理三〔ほか〕編纂 角川書店 1997)p576<藤木26>に、以下の記述あり。「愛宕郡岩倉村(左京区)に代々愛宕神社の祠官を務める藤木家がある。1862(文久2)年に家督を相続した林種は明治期に京都府会議員を務めた。」
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000097271解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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