レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20050623
- 登録日時
- 2005/12/01 02:13
- 更新日時
- 2005/12/01 18:26
- 管理番号
- D2005F0543
- 質問
-
解決
『大日本仏教全書』本朝高僧伝 巻一(有精堂出版部 昭和7) pp.62「南天竺沙門菩提達磨伝」下段4行目「磨曰。浄智妙圓體空寂」の出典が知りたい。
- 回答
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ご照会の典拠として、次の資料(1)を確認しました。
(1)『大日本仏教全書』第102冊 (仏書刊行会. 名著普及会, 1979)
各巻タイトル 本朝高僧伝 巻1
ご照会事項「磨曰。浄智妙圓體空寂」について各種仏教関係の辞典類を調査したところ、資料(2)「妙円」の項目で「~答曰、浄智妙圓、禮自空寂、如是功徳、不以世求」と引用し、出典として「伝燈録三 菩提達磨章」と記述がありました。同書凡例(p.1~7)の「出典略称一覧」によれば正式タイトルは『景徳伝燈録』とのことです。
(2)『禅学大辞典』駒沢大学内禅学大辞典編纂所 新版 大修館書店 1985
p.1187 「妙円」
これをもとに、資料(1)のご照会箇所「南天竺沙門菩提達磨伝」(pp.62-64)の冒頭記載資料『景徳傳燈録第三』について、資料(3)を調査したところ、「第二十八祖菩提達磨」(第51巻 No.2076)に、ご照会箇所の出典と思われる記載がありました。
(3)大正新脩大蔵経. 第1-85巻,図像第1-12巻,別巻第1-3巻,総目録 (高楠順次郎 大正一切経刊行会, 1924-1932) <183-D18-T>
「第二十八祖菩提達磨」(第51巻 No.2076) p.219
また『景徳傳燈録』について資料(4)がありますのでご参考までにお知らせします。
(4)『景徳伝燈録』 上 佐橋法竜 春秋社 1970
pp.3-32 「序章 禅と公安 - 『景徳伝燈録』解題」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
『古典の事典』第9巻、『大日本文庫』、『国訳一切経』
- NDC
-
- 経典 (183 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 経典
- 菩提達磨
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000025183