レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/06/04
- 登録日時
- 2014/06/21 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M13122717066281
- 質問
-
「トレビス」とはどんな野菜で、どのように食べるのか料理のレシピが知りたい。
- 回答
-
「トレビス」とはどのようなものかを調べると、『調理用語事典』に「トレビス」の項目あり。「チコリーの一種でイタリア原産。軟白させた芽を食用とするチコリーと違い,成長して紫色に色づいた葉を食べる。(中略)サラダに用いられる。仏名はトレビーズ。」とあった。
また、『日本食品大事典』には、別名はトレビッツ、赤芽チコリー、レッドチコリーで、「レッドチコリーとも呼ばれ,イタリアの野菜である.日本名のトレビスはRadicchio di Trevisoと呼ばれる品種名に由来する.(中略)チコリーと同種であるが,チコリーが萌芽を食用とするのに対し、トレビスは結球した葉を食用とする。葉色は赤色である。」とある。
『花図鑑野菜+果物』には、「形状から結球タイプ、半結球タイプ、不結球タイプに大別されるが、現在日本で利用されるのは、キャベツのように丸くなる結球タイプのみ。(中略)外見は紫キャベツに似るが、まったくの別科。」とある。
『ラルース西洋料理基本百科1500』に「treviseトレヴィーズ」の説明あり。「イタリア原産の赤い葉と白い葉肋を持つ結球レタスの一種.具体的にはトレヴィゾ産チコリまたはヴェローナ産チコリを指す。冬が旬のサラダ用野菜であり,はりはりとした歯触りとぴりっとした風味が特徴である.一般には他のサラダ用野菜とまぜて用いられるが,煮ることもできる.」とある。
以上の結果から、料理の本で「トレビス」「トレヴィーズ」「レッドチコリー」等を使った料理を探したところ、以下のようなものが載っていた。
『気になる新顔野菜の食べ方便利帳』
「トレビス入りコールスローサラダ」「トレビスのクリームソースパスタ」
説明の記述に「別名レッドレタスと呼ばれる」とあった。下ごしらえの基本も載っている。
『おいしさと栄養をひきだす野菜料理事典』
「ライスサラダのトレビス包み」
選び方、保存のコツも書かれている。
『ラルース西洋料理基本百科1500』
「がちょうの燻製のサラダ」「トレヴィーズとベーコンのサラダ」「トレヴィーズのグリエ」
『イタリア料理教本』
チコリの種類についての説明があり、赤チコリのことを「ラディッキオ」といい、球形のものは「ラディッキオ・ロッソ・ディ・キオッジャ」である。下処理の方法などあり。
「ラディッキオ(赤チコリ)のグリル」
『プロのためのわかりやすいイタリア料理』
「白身魚のカルパッチョ」(カルパッチョに添えるサラダとして)
「鴨の燻製サラダ」「野菜のグリエ、サルサ・ヴェルデ添え」
『西洋野菜料理百貨』
「チコリのクリーム煮」「ポーランド風チコリ」「チコリのハムとチーズ入りグラタン」「赤いトレビソチコリの詰め物」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
-
-
全国調理師養成施設協会編『調理用語事典』全国調理師養成施設協会,1998,1468p. 参照はp851.
杉田浩一編『日本食品大事典』医歯薬出版,2013,861p. 参照はp161.
芦澤正和監修『花図鑑野菜+果物』草土出版,2008,359p. 参照はp64.
『ラルース西洋料理基本百科1500』同朋舎出版,1995,814p. 参照はp494,p736.
岩崎啓子『気になる新顔野菜の食べ方便利帳』青春出版社,2005,191p. 参照はp30-31.
フルタニマサエ『おいしさと栄養をひきだす野菜料理事典』成美堂出版,2004,159p. 参照はp124-125.
吉川敏明『イタリア料理教本』柴田書店,2011,575p. 参照はp311-312,p362.
永作達宗『プロのためのわかりやすいイタリア料理』柴田書店,2006,432p. 参照はp48-49, p72-73,p328-329.
ジェイン・グリグソン『西洋野菜料理百科』河出書房新社,1995,532p. 参照はp186-191.
-
全国調理師養成施設協会編『調理用語事典』全国調理師養成施設協会,1998,1468p. 参照はp851.
- キーワード
-
- トレビス
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2013122717024766281
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000154809