レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/10/09
- 登録日時
- 2018/12/05 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18030514087800
- 質問
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日本の漆器の産地が書かれた書籍はあるか。
- 回答
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①『器を楽しむ 器の里を行く “和食器を探す旅”決定版 器のふるさとで知る 上手な「買い方」と「選び方」』には「器の里MAP」があり日本地図上に陶磁器、漆器・木竹工、ガラス、その他を示す4種のマークがあり、それぞれの器の産地や特徴、器を購入できる場所や選び方などが記されている。
②『漆百科』の巻末には、付録ページ「主要二三漆器産地の概要と特長」があり、それぞれの漆器の特長とともに、(財)伝統的工芸品産業振興協会編の平成十八年度版『全国伝統的工芸品総覧』からのデータをもとに、産地の企業総数、伝産品の生産企業数、産地の従業者数、伝産品の従業者数、産地の総生産額、伝産品の生産額が記されている。
③『漆の文化史』には日本地図上に現在生産している所、現在生産していない所、古典的な漆器と3つに分けて主要な産地を紹介している。また、江戸時代前期(寛永十五年(1638年)あるいは正保二年(1645年))の俳諧作法の入門書である『毛吹草(けふきぐさ)』第四巻に記された諸国の産物の中から漆工に関する物品を記載順に抜き出した表や、正徳二年の『和漢三才図絵』に書かれている漆器産地の表も掲載されており、当時の漆器の産地をおおよそだが知ることができる。
④『産地別すぐわかる うるし塗りの見わけ方』では、各産地の漆塗りの違いを写真や図でわかりやすく紹介されている。巻末には全国の主なうるし塗り産地の一覧があり、各地の組合や協会の連絡先と電話番号も記されている。
⑤『漆芸の旅』の第三章「日本各地の漆工」に日本各地方の漆器の歴史や特徴などが書かれている。
⑥『漆芸入門』では、漆器産地の歴史と称された項目があり、各産地とともに歴史を知ることができる。
⑦『日本漆工の研究』の第二章「漆器生産地と輸出漆器」に各産地とその特徴、沿革が記されている。
⑧『漆 1 地域資源を活かす生活工芸双書 漆?きと漆工 ウルシ利用』の第4章「代表的な漆器産地とその技術」に各産地とその技術や特徴が記されている。
⑨『岡山の自然と文化 8』には昭和62年現在の漆器の伝統的工芸品のうち通商産業大臣指定の20品目を日本地図上に記した図や、その20品目の事業所数や従業員数を記した表があり産地の規模の大きさを知ることができる。また、参照ページからは省いたが、この資料には岡山の漆と郷原漆器についても詳細に記されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 漆工芸 (752 9版)
- 参考資料
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①『器を楽しむ 器の里を行く “和食器を探す旅”決定版 器のふるさとで知る 上手な「買い方」と「選び方」』,世界文化社,2004,209p,参照はp10-11,48-59,140.
②『漆百科』丸善,2008.5,13,298p,参照はp255-275.
③『漆の文化史』四柳 嘉章/著,岩波書店,2009.12,9,209p,参照はp157-200.
④『産地別すぐわかる うるし塗りの見わけ方』中里 寿克/監修,東京美術,2000.12,135p.
⑤『漆芸の旅』冬木 偉沙夫/著,芸艸堂,1986,213p,参照はp113-202.
⑥『漆芸入門』安部 薫二/[ほか]著,光芸出版,1972,219p,参照はp173-187.
⑦『日本漆工の研究』沢口 悟一/著,美術出版社,1977,329,25p,参照はp65-116.
⑧『漆 1 地域資源を活かす生活工芸双書 漆?きと漆工 ウルシ利用』室瀬 和美・田端 雅進/監修 阿部 芳郎・宮腰 哲雄/ほか著,農山漁村文化協会,2018,3,141p,参照はp79-102.
⑨『岡山の自然と文化 8』岡山県郷土文化財団/編,1989,436p,参照はp216-220.
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①『器を楽しむ 器の里を行く “和食器を探す旅”決定版 器のふるさとで知る 上手な「買い方」と「選び方」』,世界文化社,2004,209p,参照はp10-11,48-59,140.
- キーワード
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- 漆器
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018030514014987800
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000247126