レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/04/01
- 登録日時
- 2016/06/25 00:30
- 更新日時
- 2016/06/25 00:30
- 管理番号
- 6001015547
- 質問
-
解決
コブシの名前の由来、歴史などについて知りたい。
- 回答
-
<名前の由来、歴史など>
●『図説 花と樹の大事典』(植物文化研究会/編 柏書房 1996.2)
p.181 和名由来の項に「拳の意で、つぼみの形が人の拳に似るところから。また、果実が拳に似るためともいう。」とあります。
歴史・文化の項には、「古来農事歴と深い関連をもち、北国ではコブシを田の神の来訪する依り代とみて田仕事を始める目安とした。「コブシの花が多いと豊作」(各地)、「コブシの花が咲くとイワシが捕れる」(佐渡)などの諺が多く伝えられている。」とあります。
●『葉っぱ・花・樹皮でわかる樹木図鑑』(池田書店編集部/編 池田書店 2007.11)
p.72 モクレン科モクレン属。樹形、花、樹皮、葉のカラー写真あり。「材は床柱として利用され、樹皮は薬用になる。葉をもむと強い香りがする。」とあります。
●『A-Z園芸植物百科事典』(英国王立園芸協会/監修 誠文堂新光社 2003.6)
p.645 M.kobus(和名:コブシ)「広円錐形の落葉高木で、葉は長さ20cmまで、中緑色で方向があるせまい倒卵形でしばしばしわがよる。春中期に径10cmのゴブレット形から皿形の白色の花が咲く。 花弁は時に基部がピンク色を帯びることもある。高さ12m、幅10m。原産地:日本」とあります。
●『木の写真図鑑 (地球自然ハンドブック)』(アレン・コーンビス/著 日本ヴォーグ社 1994.12)
学名:Magnolia kobus
p.207~「果実:集合果は長さ10cm足らず、紅ないし赤色、熟すると各袋果から赤い種子が垂れる。 分布:日本各地、朝鮮南部。 生育地:山地林」葉、花、樹形のカラー図版あり。
●『有用草木博物事典』(草川俊/著 東京堂出版 1992.9)
p.91~94 「コブシの和名の語源は拳で、つぼみの形が似ているというのと、その果実の形に由来するという二説がある。実をかむと辛いせいか、江戸時代の『大和本草』はじめ、辛夷という字をあてた文献もあるが、これは誤用で、辛夷とは本来はモクレンのことである。」とあります。
●『葉形・花色でひける木の名前がわかる事典 : 庭木・花木・街路樹など身近な樹木433種』(大嶋敏昭/監修 成美堂出版 2002.10)
p.140 花、「【名前の由来】果実がコブ状になり、種が子でコブシという説があります。」
<花言葉>
●『誕生花 わたしの花あの人の花』(北脇栄次/著・監修・写真 いしずえ 2004.4)
p.52 花、樹形のカラー写真があります。
名前の由来は、「そのつぼみが拳に似ていることからコブシ」とあり、花言葉は友愛、信頼。特徴として、「白モクレンと似ているが、コブシの方が花が小さくて軽やかである。花期もひと月ほど早く、開花時期は3月中~4月中旬。コブシの花芽は漢方薬の「辛夷(しんい)」として用いられる。」とあります。
●『花と花ことば辞典』(伊宮伶/編著 新典社 2003.10)
p.71 花言葉:友情・友愛・歓迎・自然の愛
[事例作成日:2016年4月1日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 被子植物 (479 8版)
- 参考資料
-
- 図説花と樹の大事典 植物文化研究会∥編 柏書房 1996.2 (181)
- 葉っぱ・花・樹皮でわかる樹木図鑑 池田書店編集部∥編 池田書店 2007.11 (72)
- A-Z園芸植物百科事典 英国王立園芸協会∥監修 誠文堂新光社 2003.6 (645)
- 木の写真図鑑 アレン・コーンビス∥著 日本ヴォーグ社 1994.12
- 有用草木博物事典 草川/俊∥著 東京堂出版 1992.9 (91~94)
- 葉形・花色でひける木の名前がわかる事典 大嶋/敏昭∥監修 成美堂出版 2002.10 (140)
- 誕生花 新装版 北脇/栄次∥著・監修・写真 いしずえ 2004.4 (52)
- 花と花ことば辞典 伊宮/伶∥編著 新典社 2003.10 (71)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000193896