レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/06/22
- 登録日時
- 2010/10/28 02:03
- 更新日時
- 2018/09/27 15:05
- 管理番号
- 埼熊-2010-041
- 質問
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解決
大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)の内容・品数・成立等についてわかりやすく書かれた資料があるか。
- 回答
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次の資料を紹介する。
①『新*国訳大蔵経 涅槃部 1~4 大般涅槃経(南本)』(大蔵出版 2008-2009) 全4冊
(関連)『新*国訳大蔵経 涅槃部 5 大般泥?経/大般涅槃経後分』(大蔵出版 1999)
②『ブッダ臨終の説法 完訳大般涅槃経 1~4』(田上太秀著 大蔵出版 1996-1997) 全4冊
①の資料は基本的に漢文の書き下しに近く、それに校注がついているもので、やや難解である。
②の資料は全体的に現代語に訳してあり、比較的平易な内容である。
なお、品数・成立等については、②の第1巻の解説にあり。①の(関連)に示した資料には、より詳しい解題が載っているので、内容以外の概略についての調査に便利ではないかと思われる。
また、②の著者にはほかにも『「涅槃経」を読む:ブッダ臨終の説法(講談社学術文庫)』(田上太秀著 講談社 2004)といった著作があり、この中でも「大般涅槃経」について述べている。
備考欄に追記あり。(2018/9/26)
- 回答プロセス
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大般涅槃経に関する図書を調査する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 経典 (183 9版)
- 参考資料
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- 『新*国訳大蔵経 涅槃部 1~4 大般涅槃経(南本)』(大蔵出版 2008-2009 全4冊)
- 『新*国訳大蔵経 涅槃部 5 大般泥?経/大般涅槃経後分』(大蔵出版 1999)
- 『ブッダ臨終の説法 完訳大般涅槃経 1~4』(田上太秀著 大蔵出版 1996-1997 全4冊)
- 『「涅槃経」を読む:ブッダ臨終の説法(講談社学術文庫)』(田上太秀著 講談社 2004)
- キーワード
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- 大般涅槃経(ダイハツネハンギョウ)
- 経典
- 仏教
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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追加調査(仏典の成立について)
1 NDC分類〈183〉の棚にあたる。
『大乗経典の誕生 仏伝の再解釈でよみがえるブッダ』(平岡聡 筑摩書房 2015)
p39「経典の場合、最初、ブッダの言動は〈話し言葉〉で伝承された。いわゆる口伝である。それが、仏滅後、およそ四百年が経過した紀元前後になって、ようやく〈書き言葉〉で伝承されるようになる(中略)ブッダの死後、ブッダの教えが散逸することを防ぐため、仏弟子カーシャパが五百人の阿羅漢を集め、自分自身が座長となってブッダの教えをまとめた。これを第一結集と言う」とあり。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000072976