レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/05/16
- 登録日時
- 2008/12/11 02:11
- 更新日時
- 2009/01/06 14:36
- 管理番号
- 埼熊-2008-033
- 質問
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未解決
成蹊書院(清水雪翁の開いた家塾)の「蛍雪録」が見たい。「下忍村史」(1951年刊)に名前がある。
- 回答
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「蛍雪録」は見つからなかった。調査経過を回答し、『清水雪翁郷土詩文 上・下』『北足立郡史 全』を提供する。
- 回答プロセス
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清水雪翁関係資料を確認するとともに関係機関に調査を依頼した。
自館目録、《NDL-OPAC》《NACSISWebcat》『埼玉雑策』《レファ協DB》《Google》に該当なし。
『埼玉人物事典』〈清水雪翁〉に、「自宅に私塾成蹊学院を開き、(中略)一万余冊の蔵書を有し、没後、蔵書は埼玉師範学校(埼玉大学)、県立熊谷図書館に寄贈」という記述あり。
『清水雪翁郷土詩文 上』年譜に1910年洪水で蔵書のほとんど水没とあり。
『行田史譚』〈清水雪翁〉に、明治15年の清水家所蔵の蔵書目録の写真あり。
『埼玉県人物誌 下』に蔵書1万余巻は上野の帝室博物館(現:東京国立博物館)に寄贈の記述あり。
《埼玉県立文書館Web-OPAC》を〈成蹊書院〉で検索すると、「成蹊書院授業科目大梗」が検索できる。内容を埼玉県立文書館に確認依頼したが該当なし。紹介された行田市郷土博物館も該当なし。
埼玉大学図に問い合わせたところ、「図書館の雑誌室にデータ未整備資料(埼玉師範学校、旧制浦高、旧陸軍士官学校蔵書)があるが、大量なので調査不可。閲覧可。」との回答あり。
『宮城長五郎小伝』(明治11年生まれ。成蹊書院に学ぶ)に該当記述なし。
- 事前調査事項
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『下忍村史』p193に、「(清水雪翁は)(明治)24年家塾を開いて成蹊書院と号し、子弟を集めて経史文章を教授した。成蹊書院『蛍雪録』によってその門人を検すると…。」とある。
- NDC
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- 稀書目録.善本目録 (026 9版)
- 参考資料
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- 『埼玉人物事典』(埼玉県 1998)
- 『清水雪翁郷土詩文 上』(長谷川宏 1974)
- 『行田史譚』(行田市譚刊行会 1976)
- 『埼玉県人物誌 下』(埼玉県立文化会館 1965)
- キーワード
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- 清水 雪翁(シミズ セツオウ)
- 「蛍雪録」
- 著作-出版
- 照会先
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- 埼玉県立文書館
- 行田市郷土博物館
- 埼玉大学附属図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000049646