レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170323
- 登録日時
- 2019/05/04 00:30
- 更新日時
- 2020/08/10 09:19
- 管理番号
- 0400001841
- 質問
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解決
江戸期の気温の経年変化を知りたい。気温グラフ掲載資料の所蔵照会。
- 回答
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(1)図書
①『講座文明と環境 第6巻』(梅原 猛著 朝倉書店 1995)p50
図2.3 屋久杉の安定炭素同位体分析から明らかにされた歴史時代の気候復元図
②『一目でわかる江戸時代 地図・グラフ・図解でみる』(竹内 誠著 市川 寛明小学館 2004)
p40~41 「今より寒かった江戸時代」
(2)インターネットで閲覧可能な資料
①「台風特性に及ぼす長期的な気温変化の影響」(河田恵昭著 「海岸工学論文集」第38巻 1991)p931~935(https://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstream/10112/3989/1/KU-1100-KAWATA-069.pdf)
p931 図-1 わが国を中心とした長期的気温変化のグラフがあるが長期的とあるように紀元
西暦0年~2000年のグラフ。
②「東京における江戸時代以降の気候変動」(財城真寿美ほか著 「地学雑誌 Journal of
Geography(Chigaku Zasshi)」 122(6)2013)p1010~1019(https://www.jstage.jst.go.jp/
article/jgeography/122/6/122_122.1010/_pdf)
p1011 図1 1876(明治9年)~2011の東京(気象庁)における平均気温の変化
③国立公文書館デジタルアーカイブ(https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/default)
「タイトル」を選択し「霊憲候簿」と入力し検索,天保9年(1838)から安政1年(1854)までの
気温(華氏)観測データが閲覧可能。
例:天保9年戊戌11月1日 己亥
朝雨南風烈 寒暖儀52度
晴雨儀29寸5分
午正雨 61度
29寸5分5厘
初昏曇 64度
29寸5分
④『気候で読み解く日本の歴史 異常気象との攻防1400年』(田家康著 日本経済新聞出版社
2013)p237
図5-9 江戸時代後期の太陽黒点サイクル(相対黒点数)というグラフがあり,1750~1870年まで
の黒点群と黒点の数を集計してものと天明・天保の飢饉とのかかわりが書かれている。
(3)国立国会図書館デジタルコレクション】(http://dl.ndl.go.jp/)で閲覧可能な資料
① 「九州・沖縄地域における気象災害に関する農業気象学的研究-特に奈良時代から
明治45年までの期間について-」(大場和彦ほか著「九州沖縄農業研究センター研究資料」 第90号 2004)p1~23,p5第1図日本における過去2000年間(BC 1~ AD20世紀)の気温と降水量の変化
注:出典データは,鈴木(2000)の書籍から,「尾瀬」(阪口,1984),「屋久島」(北川,1995),「若狭湾」(福沢,1994)を引用・改修した。
※以下の資料からは江戸期のみの気温経年変化グラフの掲載は確認できなかった。
①『お天気日本史』(荒川 秀俊著 文芸春秋 1970)
②『気象データマニュアル』(中村 繁著,北村 幸房著 丸善 1987)
③『はじめての地学・天文学史 ロマンあふれる宇宙科学と地球科学の歴史』(矢島 道子,和田 純夫 ベレ出版 2004)
④『日本の気候 第2巻』(吉野 正敏,気候影響・利用研究会 二宮書店 2004)
⑤『凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語』(田近 英一著 新潮社 2009)
(インターネット情報は2018年10月27日確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 講座文明と環境 第6巻 , ISBN 4-254-10556-8
- 一目でわかる江戸時代 , ISBN 4-09-626067-3
- 気候で読み解く日本の歴史 , ISBN 978-4-532-16880-3
- キーワード
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- 江戸期
- 気温
- 経年変化
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000255602