レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年03月31日
- 登録日時
- 2017/04/12 17:48
- 更新日時
- 2017/04/13 15:57
- 管理番号
- 県立長野-17-009
- 質問
-
解決
早稲田大学教授安部磯雄が1925年の2月から4月に長野県内で講演を行っている(2月24日から26日に松本市。3月29日に上田市。4月19日に上高井郡青年会の招聘。「国立国会図書館デジタルコレクション」の参加館限定送信で閲覧できる、大日方純夫「社会民衆党党首安部磯雄の活動」(『早稲田大学史紀要』1992年 所収)77ページの記載による。)
『信濃毎日新聞』にこれらの講演の告知、傍聴、安部の談話などが掲載されていないか。
- 回答
-
「信濃毎日新聞データベース」で確認したところ、以下の記事が見つかる。
○大正14年2月23日朝刊3面
見出し 「巡回講演会
講師安部磯雄氏」
本文 「東筑摩郡連合青年会にては早稲田
大学の安部磯雄氏を講師に招聘し
左記の日割りを以て巡回講演会を行ふ
△二十四日神林村(農村問題の
解決に理想的及び実際的方面)
△二十五日波多村(普通選挙実
施後に於ける有権者の責任)
△二十六日片丘村(家庭内に於
ける民本主義の訓練)
○大正14年3月30日朝刊2面
県の青年連合会第4回研究会2日目が29日に行われたことを報じた記事中
見出し「青年研究会二日目
阿部磯雄氏講演」
本文関係部分 「午後より講演に移り早大教授安部磯雄氏『現代社会組織の欠陥と其改造具体案』の題下に約三時間にわたる講演あり」
4月19日に上高井青年会に招かれて行ったらしい講演に関する記事は見つからなかった。
当時の記事は全文検索ではなく、一部の重要記事の見出しに信濃毎日新聞社が付与したキーワードを対象とした検索となる。
キーワード検索では該当の記事は見つからず、講演日前後5日の紙面(順番に紙面を確認する以外の方法がないので時期を限定)を調査した。
また、当館では当時の『東京朝日新聞』、『東京日日新聞』原紙を所蔵しているので、それぞれの地方面を確認したがいずれにも上記講演に関する記事は掲載されていなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (071)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000214742