レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/04/30
- 登録日時
- 2004/12/28 02:20
- 更新日時
- 2007/03/10 10:21
- 管理番号
- 都立図事-2004003120
- 質問
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昭和18年8月~昭和20年8月に、現在の新宿区に図書館があったかどうか知りたい。
- 回答
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資料1:p.292に昭和12年当時の東京市の図書館の一覧が「昭和11年・12年当時の蔵書冊数・閲覧冊数の変化」の表の形で確認できる。全28館あるが、この中に、現在の新宿区内と思われる、四谷・淀橋・牛込の3館の名前が出てくる。
また、p.293~294には、以下の記述がある。
「(略)昭和一八年には、東京市と東京府が合併して東京都が発足した。この年の一〇月に東京都教育局長から「昭和十八年十月十二日附ヲ以テ日比谷図書館ヲ東京都中央図書館ニ指定相成候条御諒知相成度」の通達が出され、この日をもって、統一的運営体制が一〇年ぶりに復括し、二八の図書館の運営は日比谷図書館長の指揮監督のもとに行われることになった」とあり、四谷・淀橋・牛込図書館が地域館として位置づけられていたことがわかる。
さらに、p.298に「東京都立図書館戦災一覧」があり、太平洋戦争による被害状況が表形式でまとめられている。この中に、四谷・淀橋・牛込の3館の名前が出てきており、昭和19年12月の蔵書数、及び戦災後の蔵書数がわかる。
よって、当時新宿区内に3つの都立図書館があったと思われる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書館.図書館情報学 (010 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 図書館発達史 / 佐藤政孝∥著 / みずうみ書房 , 1986.3 /0102/43/86
- キーワード
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- 東京都
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000013536