1 『日本国語大辞典』 … 「侍史」(1)貴人のそばにつき従う書記。右筆。(2)(相手に敬意を表し、(1)にとりついでもらって差し上げる意)手紙の脇付の一つ。あて名の左下に書いて、先方に敬意を表わす語。侍曹(じそう)。
2 レファレンス協同データベースを「侍史」で検索。立川市中央図書館の事例あり。ただし回答に使用されていた資料は所蔵していなかった。
「医師の紹介状の宛名の下に書かれている御侍史は、どう読むのか。」(
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000024170 2015年12月確認)
3 『日本語使いさばき辞典』(現代言語研究会著 あすとろ出版,2006年刊)… 「封筒、書中で男性が目上のひとに対して」用いるものとして「侍史」を挙げている(p.426)
4 手紙の書き方に関する資料で用例を探す。『一筆箋、はがき、短い手紙の書き方』(井上明美著 主婦と生活社,2008年刊)に、脇付に「侍史」を用いた例文あり(p.188)
5 病院や医師に対するときの用例を探すが、図書資料で用例を見つけられず。「紹介状 侍史」でGoogleを検索したところ、「マイナビレジデント(医学生・研修医のための総合情報サイト)」が該当(
https://resident.mynavi.jp/ 2015年12月確認)。「はじめての紹介状作成(学校で教えてくれないデキる研修医のつくりかた6)」に記述あり。