レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/03/14
- 登録日時
- 2004/12/28 02:13
- 更新日時
- 2007/02/27 14:37
- 管理番号
- 都立図事-2004001187
- 質問
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小袖や陶磁器について、展覧会のカタログ等の表記の仕方についてなにか決まりのようなものがあるか。
- 回答
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資料1に「美術品の名前の付け方」が載っている。
もっとも複雑で理解しにくい名前として、工芸品が挙げられ、工芸品も古くは『秋草の硯箱』のように簡略に呼ばれていたこと、しかしひとつひとつをさらに細かく区別するため、しだいに素材や技法を含めた名称が使われるようになったこと、一旦ルールがわかってしまえば、実物を見なくても、もののイメージをかなり正確に頭に思い描くことができるという点で、合理的な名称でもあることが述べられ、「ただ、最近では、基礎知識がない人でも理解できるように、工芸品の名称もなるべく短くする傾向にある」とされている。
実際の例として、染織品の名称が挙げられている。
『黒綸子地菊水文様絞縫箔小袖』:
「黒」・・・地布の色
「綸子地」・・・種類
「菊水文様」・・・描かれた文様
「絞縫箔」・・・技法
「小袖」・・・形態
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術.美術 (700 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 日本美術のことば案内 / 日高薫∥著 / 小学館 , 2003.1 /702.1/5117/2003
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000013176