レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2012/08/15 14:26
- 更新日時
- 2013/01/20 16:23
- 管理番号
- 111225003
- 質問
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解決
ケント紙の由来について
- 回答
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ケント紙とは名刺、製図、カレンダーなどにする紙質の硬い画材用紙。 イギリス南部ケント州の製紙家により古来生産された手漉き紙に名を発し、世界各国に輸出された著名な紙。ケント紙という銘柄は日本でつけられたもので、本場のイギリスにもその他の国にもその名はない。色白く、ゴミなく、締りあり、毛羽立ちなく、ナイフや研磨紙で修正しても修正前と同様な色材効果を顕現する紙。(以上『特種製紙五十年史』より引用)
- 回答プロセス
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①当館所蔵の書籍より「ケント」の名前で調査
②同様の記述が多い中 『特種製紙五十年史』に「ケントの銘柄は日本でつけられた」との記述があったので、そちらより回答する。
- 事前調査事項
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質問者の親族はRichard Balston (ケント州Maidstoneの製紙会社 W&R Balston 経営者)でその工場ではワットマン紙(whatman Paper)を漉いていたとのこと。
英国ではケント紙(kent paper)という呼び名はない。
- NDC
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- パルプ.製紙工業 (585 9版)
- 参考資料
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- 『特種製紙五十年史』 特種製紙 1976.11
- 『紙パルプ事典』 改訂第5版 金原出版 1989.9
- キーワード
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- ケント紙( kent paper)
- ワットマン紙(whatman Paper)
- Richard Balston
- イギリスの紙
- ケント州(Kent)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109931