レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20150306
- 登録日時
- 2014/06/03 19:13
- 更新日時
- 2015/03/10 19:40
- 管理番号
- 宇南14-00141
- 質問
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解決
昭和24年に焼失した法隆寺の金堂壁画を模写した「鈴木空如」という人物がいたが、この模写または法隆寺金堂壁画をみられる図書はあるか。
- 回答
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金堂壁画については、消失前のもの、戦後に再現模写したもの、戦前の焼失前壁画の模写作品など幾つか種類があり、宇都宮市の図書館でも何点か所蔵しているが、鈴木空如による消失前の模写作品は所蔵がない。
国立国会図書館サーチによると、国立国会図書館、出身の秋田県立図書館、いくつかの大学図書館等で図書等の所蔵がある。
インターネットでは、
文化遺産オンライン(文化庁が運営する我が国の文化遺産についてのポータルサイト)で鈴木空如作・法隆寺金堂壁画模写及び下絵の閲覧が可能。
http://bunka.nii.ac.jp/Index.do (2015年3月10日最終確認)
宇都宮市立図書館所蔵法隆寺金堂壁画の図書は以下のとおり。
『柳沢孝 法隆寺金堂壁画』便利堂/撮影 岩波書店 1975 (消失前のもの)
『法隆寺金堂壁画』朝日新聞社 1994 (消失前と戦後の再現両方あり)
『法隆寺再現壁画』朝日新聞社 1995 (戦後再現したもの)
- 回答プロセス
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鈴木空如については当館所蔵の図書や人名事典等にも記載のあるものはなかった。
朝日新聞記事データベースにいくつか鈴木空如に関する記事があった。
Ciniiや国立国会図書館サーチなどの全国データベースで、秋田県立図書館ほか数ヶ所で鈴木空如に関する資料を所蔵していることがわかった。
鈴木空如は戦前に法隆寺に通って模写作品を残し、それが壁画消失後、昭和40年代の壁画再現模写事業に役立ったとのことである。(NHK日曜美術館のサイトより)
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術史.美術史 (702)
- 日本画 (721)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000153973