レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年04月18日
- 登録日時
- 2019/05/11 16:30
- 更新日時
- 2019/08/07 11:53
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2470
- 質問
-
解決
可児才蔵について調べている。参考となる書籍等はないか。
- 回答
-
下記の文献を紹介。
1 『御嵩町史 通史編』で紹介されている資料の所蔵を調べる。(質問者のもよりの公共図書館にもあり)
・「大寺記(坤)」(『御嵩町史 史料編』(御嵩町,1987年刊)に収録) … p.846~847に『同 通史編』の記載にに対応する原文が載っている。
・『可児町史 通史編』(可児町,1980年刊) … p.213~214に「可児才蔵」の項目がある。
2 下記の資料に可児才蔵(可児吉長)の逸話が掲載されている。
・『常山紀談』(湯浅常山著 原本は元文4年(1736年)成立 『定本常山紀談 上』(新人物往来社,1979年刊)を参照)
… 巻之十一に「可児才蔵が事」として掲載。(p.372)
・『名将言行録』(岡谷繁実編 原本は明治2年(1869年)成立) 『定本名将言行録 中』(人物往来社,1967年刊を参照)
… 巻之三十四に「可児吉長」として掲載。(p.299~304)
・『石川県史 第2編』(石川県,1939年刊)
… p.66~70に可児才蔵の逸話と、可児才蔵が記したとされる「誓文日記」(末森城の戦いから関ヶ原の合戦までの記録)が収録されている。
3 国立国会図書館デジタルコレクションで『常山紀談』、『名将言行録』は閲覧できる。
・『常山紀談』(有朋堂,1912年刊):http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1078984/194
・『名将言行録 4』(岩波書店,1943年刊):http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1043027/119
4 『石川県史』については、石川県立図書館がインターネット公開しているもの閲覧できる。
・[石川県史 第2編』:https://trc-adeac.trc.co.jp/Html/ImageView/1700105100/1700105100100020/Chapter2/?pagecode=18
5 広島県立図書館のレファレンス事例あり。
「可児才蔵に関する文献を探している。福島正則の家臣だった。」
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000068131
- 回答プロセス
-
1 質問者が閲覧済みの『御嵩町史 通史編上』を参照し、出典や参考資料を調査。
2 戦国武将の逸話が多く記されている『常山紀談』、『名将言行録』に章が立てられていないかを調査。
3 2を調べる過程で、石川県史に記載があることが分かり、所蔵の県史を参照。
4 ウェブ公開されている資料がないか調査。
- 事前調査事項
-
『御嵩町史 通史編 上』は確認済み。
- NDC
-
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 織豊-江戸時代前期の武将。天文23年生まれ。前田利家,のち福島正則につかえる。関ケ原の戦いで葉竹を背標に功をたて,「笹の才蔵」と称された。慶長18年6月24日死去。60歳。美濃(図書館注:可児郡とされる)出身。名は吉長。(『講談社日本人名大辞典』より)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000255961