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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000211236
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2016-137
事例作成日
(Creation date)
2016年11月29日登録日時
(Registration date)
2017年03月08日 10時53分更新日時
(Last update)
2017年06月07日 19時45分
質問
(Question)
映画「男はつらいよ」とオペラまたは音楽を関連づけている資料があれば紹介して欲しい。
主演の渥美清やおいちゃん役の俳優を含め、キャストはみなオペラ歌手等で、浅草オペラで活躍した役者だと聞いたことがある。
回答
(Answer)
「男はつらいよ」とオペラを関連づけている資料は見つからなかった。参考までに「男はつらいよ」シリーズでオペラ音楽が使われていること、主演の渥美清が浅草フランス座に出演していたこと、おばちゃん役の三崎千恵子が松竹演芸部に歌手として所属していたことが記されていた下記資料を紹介した。

「特集 オペラとの遭遇」(「大分県文化振興財団機関誌 vol.14」大分県文化振興財団 2001)
http://www.emo.or.jp/emo/organ/backnumber/formerback/emo/backnumber/14/tokushu/index.html  大分県文化振興財団)
 「男はつらいよ」シリーズにオペラ音楽が使われていたとの記述あり。
『浅草フランス座の時間』(井上ひさし編著 こまつ座編著 文春ネスコ 2001)
 渥美清がフランス座に出ていたという記述はあるが、オペラとの関わりはなし。また、渥見清は「コメディアン」「喜劇役者」として出演しており、歌手という記述はない。
《松竹映画『男はつらいよ』公式サイト》( https://www.tora-san.jp/  松竹株式会社)
 主演の渥美清、おいちゃん役の森川信・松村達雄・下條正巳のプロフィールに歌手であった記述はなし。
 おばちゃん役の三崎千恵子のプロフィールに「女学校を卒業後、百貨店の白木屋に入社。そこでコーラス部に入り、松竹演芸部を経て、ムーランルージュ、劇団民藝と舞台女優としてキャリアを重ねる。」との記述あり。
《ウィキペディア 三崎千恵子》( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B4%8E%E5%8D%83%E6%81%B5%E5%AD%90  ウィキメディア財団)
 「来歴・人物」に「東洋高等女学校を卒業後、白木屋(現在の東急百貨店)に入社する。そこでコーラス部に入ったことがきっかけで、1939年には松竹演芸部に歌手として所属する。のち、ムーランルージュなどを経て、1954年、劇団民藝に入団する。」とあり。
回答プロセス
(Answering process)
1 浅草オペラについて調べる
《ウィキペディア 浅草オペラ》( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9  ウィキメディア財団)
 「関東大震災までの大正年間、作曲家の佐々紅華や興行師の根岸吉之助、ダンサーの高木徳子らが中心となり東京の浅草で上演され、一大ブームを起こしたオペラ、オペレッタとそのムーヴメントである。」とのことなので、「男はつらいよ」とは時代が合わない。

2 キャストについて調べる
《ウィキペディア 渥美清》( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A5%E7%BE%8E%E6%B8%85  ウィキメディア財団)
 フランス座に所属していたという記述はあるが、歌手だったという記述なし。

3 下町のオペラ劇場について調べる
《ウィキペディア フランス座》( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%BA%A7%E6%BC%94%E8%8A%B8%E5%A0%B4%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E9%A4%A8  ウィキメディア財団)
 主な出身者の欄に、渥見清の名前あり。
《ウィキペディア 金龍館》( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E9%BE%8D%E9%A4%A8  ウィキメディア財団)
 「大正期後半の「浅草オペラ」の時代、「根岸大歌劇団」の根拠地となった。その後は松竹洋画系のフラッグシップ館として知られ、戦後、浅草ロキシー映画劇場(あさくさロキシーえいがげきじょう)として洋画を、のちに浅草松竹映画劇場(あさくさしょうちくえいがげきじょう)として邦画を上映した。」とあり。
 「松竹の劇場」の項に、「1983年(昭和58年)に、本来の「浅草松竹映画劇場」の再開発にともなう閉鎖により、「浅草松竹映画劇場」の二代目となり、松竹映画の封切館になる。」とあり。

4 自館目録を〈フランス座〉で検索する

5 NDC分類〈778〉の棚をブラウジングする
『昭和歌謡映画館 ひばり、裕次郎とその時代』(岡田喜一郎著 中央公論新社 2009)
 p5 「歌謡映画とは(中略)、歌謡曲がヒットして映画化された作品、また映画主題歌とともに映画がヒットした作品である。」
 p342 「男はつらいよ」の第一作の冒頭で寅次郎が同名主題歌を歌うシーンが紹介されている。
 p375 「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」で都はるみが劇中で歌うシーンの紹介あり。
『拝啓渥美清様』(読売新聞社会部著 中央公論新社 2000)
 p62 「読者から-初レコードが主演第一作に」渥美清の初レコードは「あいつばかりが何故もてる」で、1962年に酒井欣也監督の手で同名の映画になり、これが渥美清主演第一作との記述あり。「本業の芝居に忙しく」「歌だけに打ち込まれていても、絶対に一流の売れっ子歌手になっていたと思います。」との記述もあり。

6 《松竹映画『男はつらいよ』公式サイト》(回答情報)を確認する
7 《Wikipedia 三崎千恵子》(回答情報)を確認する
8 《Google》( http://www.google.co.jp/  Google)を〈寅さん & オペラ〉で検索する

ウェブサイト・データベースの最終アクセスは2016年11月29日。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
映画  (778 9版)
声楽  (767 9版)
参考資料
(Reference materials)
「大分県文化振興財団機関誌 vol.14」(大分県文化振興財団 2001)
『浅草フランス座の時間』(井上ひさし編著 こまつ座編著 文春ネスコ 2001), ISBN 4-89036-123-5
《松竹映画『男はつらいよ』公式サイト》( https://www.tora-san.jp/  松竹株式会社)
キーワード
(Keywords)
男はつらいよ(映画)
オペラハウス
映画音楽
渥美 清(アツミ キヨシ)
三崎 千恵子(ミサキ チエコ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000211236解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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このデータベースについて
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