レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年02月27日
- 登録日時
- 2015/08/09 11:32
- 更新日時
- 2015/09/02 10:40
- 管理番号
- 岩手-236
- 質問
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盛岡に流罪となった栗山大膳が、盛岡の地でどのように貢献したかなど書かれた資料はあるか。
- 回答
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栗山大膳は黒田藩の家老だった人物。黒田騒動で主家と対立したことにより、南部家預けとなり、盛岡に配流された。
配流後の栗山大膳について記された紹介資料は下記の通り。
『角川日本姓氏歴史人物大辞典 3 岩手県姓氏歴史人物大辞典』
⇒p159「栗山大膳」
⇒p476「内山」栗山大膳利章を祖とする内山家について記載。
⇒p703「栗山」初め内山姓を名乗り、明治三年本姓の栗山姓に復した栗山家について記載。祖は栗山大膳利章。
『図説盛岡四百年 上巻』
⇒p80「栗山大膳」《大膳は盛岡で一子をもうけた(略)父大膳が預人中の身であるため出生をはばかって母方の内山姓を名乗らせて(略)》と記述あり。
『不来方の賦』
⇒p36~37「方長老と栗山大膳」
『岩手県史 第5巻』
⇒p1414《大膳は儒学賢徳の当世に名のある人には必ず教えをうけ、大徳の玉室、江月、竜岳の三大和尚について禅を学び、林羅山とも交友があった。盛岡に流人になっても南部藩から厚遇され、侍臣や子孫は後に藩に仕えている》と記載。
『盛岡市史 第3巻』
⇒p214~215「栗山大膳と無方規伯」
『盛岡市史 第8巻』
⇒p243~247「栗山大膳」
『岩手の茶道史』
⇒p45~56「栗山大膳-方長老」《栗山大膳が盛岡にお預けとなったことにより、盛岡の地にも遠州流の茶風が流入した》と記述あり。
『栗山大膳 黒田騒動その後』
⇒p.87~133「第四章 流謫その後」大膳の逸話、南部藩での出来事などが記されている。
- 回答プロセス
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・盛岡に流罪になった人物ということで、人物辞典、郷土歴史資料を調査。
- 事前調査事項
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 日本 (281 9版)
- 参考資料
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- 『角川日本姓氏歴史人物大辞典 3 岩手県姓氏歴史人物大辞典』岩手県姓氏歴史人物大辞典編纂委員会∥編著 角川書店∥出版 1998年 , ISBN 4040020308 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002754996-00)
- 『図説盛岡四百年 上巻』吉田 義昭・及川 和哉∥編著 郷土文化研究会∥出版 1983年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002497600-00)
- 『不来方の賦』大正 十三造∥著 岩手日報社∥出版 1988年 , ISBN 4872010159 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001941975-00)
- 『岩手県史 第5巻』岩手県∥編纂 名著出版∥出版 1972年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003875894-00)
- 『盛岡市史 第3巻』盛岡市史編纂委員会∥編 トリョー・コム∥出版 1979年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036572355-00)
- 『盛岡市史 第8巻』盛岡市∥編 トリョーコム∥出版 1982年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036180871-00)
- 『岩手の茶道史』山田 勲∥著 岩手県茶道協会∥出版 1994年 , ISBN 4946500154 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002376359-00)
- 『栗山大膳 黒田騒動その後』小野 重喜∥著 花乱社∥出版 2014年 , ISBN 9784905327400 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025968230-00)
- キーワード
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- 栗山大膳
- 黒田騒動
- 流罪
- 配流
- 南部藩
- 盛岡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000178209