レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/01/31
- 登録日時
- 2010/10/28 02:02
- 更新日時
- 2010/11/25 02:03
- 管理番号
- 新県図-01146
- 質問
-
未解決
「前大徳」という役職(肩書き)のよみ方と、どういう役職なのか知りたい。
出典:書作品などの作者として、「臨済宗大徳寺前大徳(人名)」とある。
- 回答
-
当館所蔵の『仏教用語辞典』『禅学大辞典』および茶道具、骨董関係の辞典を調べたのですが、該当語句の読み方・意味、共に分かりませんでした。
『仏教学辞典』に「僧位」と「僧職」の説明がありますが、この中にも「前大徳」という位・職名はありませんでした。なお、「僧位」は、「江戸時代に各宗で叙位奏請の規定がことなり」とあり、「僧職」も多種多様のものがあるとありました。
「大徳」という言葉も、仏教用語では高僧の尊称として使用される場合があることが分かりましたが、「前大徳」との関連性は推量の域をでませんでした。
そこで、臨斉宗の情報を持っていると思われる花園大学情報センター(図書館)へ調査依頼を行いました。
花園大学からの回答を受け、以下の資料に大徳寺の住持制度に関する記述があるのを確認しました。
『日本禅宗史』(竹貫元勝著 大蔵出版 1989 庫188/Ta64)
『日本禅宗史研究』(竹貫元勝著 雄山閣 1993 庫188/Ta64)
住持制度に関する記述は各所にあり、その制度も複雑です(両資料とも巻末に索引あり)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 各宗 (188 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 前大徳
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 簡易な事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 県内図書館
- 登録番号
- 1000072924