(1)コーヒー業界の動向
コーヒー業界の概況がわかるものは
・『人口減を勝ち抜くためのChallenge 2015 DataBook』日刊経済通信社 2005
嗜好飲料市場の項で、インスタントコーヒー・レギュラーコーヒー・コーヒー生豆のマーケットの変化、メー カーの動向、2015年までの販売量やシェアなども含めた今後の予測がわかる。
・『酒類食品産業の生産・販売シェア』平成17年度版 日刊経済通信社 2005 p541-546
嗜好飲料類-コーヒー飲料の項で、レギュラーコーヒー・インスタントコーヒーの需要動向、産業構造、価格変動など市場構造の変化がわかる資料。隔年で刊行。
・『食品トレンド’06-’07 産業編』p216-218
コーヒーの輸入動向・カテゴリー別需給動向がわかる。
・『食糧年鑑[1] 食品界資料・統計』日本食糧新聞社
業界別の動向とp315-317にはコーヒー関係の主な統計あり。
統計資料としては
・『コーヒー関係統計』(社)全日本コーヒー協会
コーヒー業界の動向、統計のほか国際編として、国際コーヒー機関(ICO)の統計資料も掲載している。
・『食品産業&食生活データブック2006』p206-209
『コーヒー関係統計』のデータを基に、主要なコーヒーに関する統計がわかりやすくまとめられている。
・『食品流通統計年鑑』2006年版 流通システム研究センター p284-287
様々な統計資料から、コーヒー関係の統計を抜粋しまとめて掲載している。
web上の情報では
・全日本コーヒー協会のHPに各種統計があり、最新の情報を得ることができる。
また、コーヒーの需用動向がわかる資料として、次の資料がある。
・『コーヒーの需要動向に関する基本調査』2006年第13回調査』(社)全日本コーヒー協会 2007.5
(社)全日本コーヒー協会の実施する1)コーヒーの需要動向に関する基本調査、2)コーヒーショップの魅力に関する定性調査のアンケートの結果報告で、コーヒーに関連する詳細な実態調査となっている。1)では年齢層別の飲用実態から、コーヒーのタイプ別飲用状況・購入状況まで、2)ではコーヒーショップに対するユーザーニーズを知ることができ、コーヒーに関わるあらゆる職種で参考にできる資料となっている。
(2)コーヒー焙煎業の業界動向
・『業種別審査事典』第10次新版 第2巻 金融財政事情研究会には業種別の業界動向が書かれており、p114-123にコーヒー焙煎業の項目がある。コーヒー焙煎業について、「コーヒー業界は、大別するとレギュラーコーヒー(RC)とインスタントコーヒーとに分けられるが、コーヒー焙煎業者はレギュラーコーヒーを製造している」と定義している。
コーヒー焙煎業の関連業種として喫茶店・コーヒーショップなどがある。焙煎した業務用のレギュラーコーヒーを喫茶店などに販売したり、業者が自社のコーヒーショップを経営している場合も多いため、この業種の業界動向もコーヒー焙煎業の業界動向を考える上で参考になる。
・『業種別業界情報』2007 経営情報出版社p26-27にコーヒーショップの項目がある。
また、缶コーヒーの原材料の仕入れ元でもあるため、(1)で紹介している資料の「清涼飲料」の項目が参考になる。缶コーヒーの統計がわかる資料としては、
・『清涼飲料関係統計資料』2005年5月 社団法人全国清涼飲料工業会もある。