レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/07/12
- 登録日時
- 2016/10/01 00:30
- 更新日時
- 2016/10/01 00:30
- 管理番号
- 6001017199
- 質問
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解決
ドイツ第二帝政における「政治と軍事」の関係について調べています。「政治」と「軍事」が二元主義だったそうですが、詳しい資料はありますか。
- 回答
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ドイツ第二帝政(1871-1918年)の「ビスマルク憲法」における「政治と軍事」の関係について書かれた資料をご紹介します。
1.上山安敏「ドイツ第二帝政期の権力構造:とくに社会史的視覚からの寄与(1-5)」『法学論叢』83(1)(2)(4)(5)、84(2) (ダイヤモンド社 1968)
V.83(1) まえがき、第1章 社会構成の基礎づけ(p.1-43)
V.83(2) 第2章 議会エリートの社会成層(p.13-54)
V.83(4) 第3章 高級官僚の社会成層と政治意識(p.35-77)
V.83(5) 第4章 司法部の社会学(p.48-89)
V.84(2) 第5章 教育体制と官僚の精神形成(p.1-48)
大部ですが、「まえがき(p.3)」に、「たとえば軍事予算権・統帥権の独立・議会制の形骸化といった諸問題」を「法現象と社会現象とをできるかぎり多様な脈絡の中で、できるかぎり数多くのチャンネルを通して結びつけ」るのが、この論文の目的とのことです。「いつからこのような制度になったのか、憲法成立後から変化があったのか、誰がどのような改革を主導したのか」という点について、「多様な脈絡」「数多くのチャンネル」について、詳細に分析・検討されています。
2.『政治と軍事:その比較史的研究』(佐藤栄一/編 日本国際問題研究所 1978.3)
第2章 ドイツ第二帝政の政軍関係(p.30-78)
3.『軍人と国家 上』(サミュエル・ハンチントン/著 原書房 1978.9)
第5章 ドイツと日本におけるシビル・ミリタリー・リレーションズの実際
2 ドイツー専門職業的軍国主義の悲劇
p.100ー107
帝政下のバランス(1871-1914)
ミリタリー・プロフェッショナリズム
政府の権限
政治的影響力
大衆の態度
4.『転換期のヨーロッパと日本』(滝田毅/編 南窓社 1997.3)
「ツァーベルン事件」とドイツ第二帝政末期の政軍関係(p.103-127)
[事例作成日: 2016年7月12日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- ドイツ.中欧 (234 8版)
- 参考資料
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- 法學論叢 京都大学法学会 京都大学法学会 83(1-6) 6号:第83巻総目次 (V.83(1) p.1-43、V.83(2) p.13-54、V.83(3) p.35-77、V.83(5) p.48-89)
- 法學論叢 京都大学法学会 京都大学法学会 84(1-6) 6号:第84巻総目次 (V.84(2) p.1-48)
- 政治と軍事 佐藤/栄一∥編 日本国際問題研究所 1978.3 (30-78)
- 軍人と国家 上 サミュエル・ハンチントン∥著 原書房 1978.9 (100-107)
- 転換期のヨーロッパと日本 滝田/毅∥編 南窓社 1997.3 (103-127)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000197575