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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000204910
提供館
(Library)
所沢市立所沢図書館 (2310110)管理番号
(Control number)
所沢狭山-2016-009
事例作成日
(Creation date)
2015/08/06登録日時
(Registration date)
2016年12月26日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年12月28日 12時58分
質問
(Question)
法然(ほうねん)や親鸞(しんらん)の墓碑が高野山(こうやさん)奥ノ院(おくのいん)にあるが、
なぜ浄土宗、浄土真宗の開祖2人の墓碑が真言宗の高野山にあるのか。
回答
(Answer)
弥勒菩薩(みろくぼさつ)の下生(げしょう)の地が高野山であると信じられており、宗派に関係なく多くの仏者が墓や供養塔を建てていたため。
また、山中他界信仰や弘法大師信仰から貴族や大名も奥ノ院参道に墓や供養塔を建てていた。
 
以下の資料に記載があります。
 〇『図解高野山のすべて 』 高野山真言宗総本山金剛峯寺/監修 宝島社 2014年
 〇『歩いて知る高野山と空海』 渋谷申博/著 洋泉社 2015年
回答プロセス
(Answering process)
1.所蔵資料の内容確認
 「高野山」「法然」「親鸞」などをキーワードに所蔵検索
 
 〇『図解高野山のすべて 』 高野山真言宗総本山金剛峯寺/監修 宝島社 2014年
  P38~43「奥之院」の項目あり
  p.39「法然」と「親鸞」の墓碑の写真と以下の記述あり
   「奥之院には、真言宗の聖地でありながらも宗派に関係なく多くの墓標が集まっている。法然や親鸞といった日本仏教の名僧たちの墓碑も数多く存在する。奥之院に数多の墓碑が集まったその理由は、「釈迦の入滅後、56億7000万年後にこの世に降りて来る」という弥勒菩薩(みろくぼさつ)、その下生(げしょう)の地が高野山であると信じられていたからである。」
 
 〇『歩いて知る高野山と空海』 渋谷申博/著 洋泉社 2015年
  p.51~52「奥の院」項目あり、高野山に墓や供養塔を建てる理由として以下の記述あり
  「奥の院は弘法大師空海(こぼうだいしくうかい)の廟(墓所)がある場所で、檀上伽藍と並んで高野山信仰の中心となっている。
  (中略)
  弘法大師と縁を結び、生者には今生の幸せ、死者には来世の安穏が得られるよう願って人々は高野山に登った。しかし、その背景には、死者の霊は山に登るという山中他界信仰(さんちゅうたかいしんこう)があったことを忘れてはならない。
  (中略)
  こうした信仰が弘法大師信仰と相まって貴族や大名などに広まり、奥の院参道に墓や供養塔が次々と建てられていったのであろう。高野山に墓や供養塔を建てるということは、たんに来世が安穏になるだけではなく、弥勒菩薩が悟りを開いて仏になり、最初の説法を行なう、その場面に立ち会うことができるという特典もあった。」
  p195~196「奥の院の石塔群にも関係ある骨のぼりの風習とは?」の項目があり、「高野山奥の院参道に墓標や供養塔を建てることが流行したのは、弘法大師と結縁すると弥勒菩薩の住む兜率天に生まれ変われ、弥勒菩薩が地上に降りて如来となるときにはその最初の説法を弘法大師とともに聴聞できる、といった弘法大師信仰によることは間違いない。
  (中略)
  「ここでは、人が死ぬと、宗派を問わず高野山に納骨する。」の記述あり。
 
 △『高野山史』 宮坂宥勝/著 心交社  1984年
  p57~58「霊場高野山」の項目があり、p.58「法然」と「親鸞」が高野山を訪れたことがあるかについて以下の記述あり。
  「当時、鎌倉新仏教の開祖となった法然、親鸞、日蓮はじめ名ある仏者たちは、いずれも高野山に登っているようである。一二一三(建保元)年、法然は報恩のため奥ノ院に建碑した。」
  p290「高野山史」略年譜のうち、「1213(建保元)法然、奥ノ院に建碑。」の記述あり
 
2.記載の確認できなかった資料
×『高野山』 松長有慶/著 岩波書店 2014年
×『高野山』 井筒信隆/監修 平凡社 2004年
×『高野山』 松長有慶/[ほか]著 法蔵館 1984年
×『法然の宗教』 高橋弘次/著 浄土宗  2004年
×『法然』 左方郁子/著 淡交社 2014年
×『あなたの知らない法然と浄土宗』 山折哲雄/監修 洋泉社  2013年
×『やさしく語る親鸞聖人伝』 瓜生津隆真/著 本願寺出版社  2011年
×『法然と親鸞』 山折哲雄/著 中央公論新社 2011年
×『決定版親鸞 』 武田鏡村/著 東洋経済新報社 2011年
×『親鸞の浄土』 山折哲雄/著 アートデイズ 2007年
×『高野聖』 五来重/[著]  角川学芸出版 2011年
×『五来重著作集 第6巻』 五来重/著 法藏館 2008年
×『高野山民俗誌 奥の院編』 日野西真定/著 佼成出版社 1990年
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
各宗  (188 9版)
参考資料
(Reference materials)
図解高野山のすべて 高野山真言宗総本山金剛峯寺/監修 宝島社 2014.3 188.55 978-4-8002-2249-7
歩いて知る高野山と空海 渋谷申博/著 洋泉社 2015.1 188.55 978-4-8003-0540-4
キーワード
(Keywords)
仏教
高野山
奥ノ院
真言宗
浄土宗
浄土真宗
空海
弘法大師
法然
親鸞
弥勒菩薩
山中他界信仰
弘法大師信仰
墓碑
供養塔
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000204910解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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