レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/07/09
- 登録日時
- 2014/08/08 00:30
- 更新日時
- 2014/08/15 11:01
- 管理番号
- 6000017341
- 質問
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解決
江戸時代に、吹田の殿様が「毒荏」という木を植えて油をとり、灯油の代わりとするようにと領内に知らせた古文書があると聞いた。この「毒荏」という植物についてわかる本はあるか。
- 回答
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「毒荏」はアブラギリの別名。『新訂 原色樹木大図鑑』などに記載があり。
- 回答プロセス
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『日本国語大辞典 第二版』9巻(小学館)p1134「どくえ」に項目があり。植物「あぶらぎり」の異名とのこと。
また『図説 草木辞苑』(柏書房)五十音索引にも「どくえ」があり。p120「あぶらぎり(油桐)」に、トウダイグサ科の落葉高木で、犬桐・山桐・毒荏などの別名があるとあり。実は有毒。白黒のイラストがあり。
『新訂 原色樹木大図鑑』(北隆館)p374「アブラギリ」に、カラーのイラストと説明があり。種子から乾性油(桐油)をとり灯油などに利用するとのこと。アブラギリの名は桐に似て果実から油をとるためについたとあり。
なお、『吹田市史』(吹田市)第2巻(江戸期)および第6巻(史料編3)を調べたものの、利用者が耳にした古文書は特定できず。
- 事前調査事項
- NDC
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- 森林立地.造林 (653 9版)
- 参考資料
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- 『日本国語大辞典第9巻』 小学館国語辞典編集部/編集 小学館
- 『図説草木辞苑』 柏書房
- 『原色樹木大圖鑑』 林 弥栄/旧版監修 北隆館
- キーワード
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- 油桐(アブラギリ)
- 植物(ショクブツ)
- 樹木(ジュモク)
- トウダイグサ科(トウダイグサカ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000157862