レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/02/07
- 登録日時
- 2005/02/17 02:16
- 更新日時
- 2009/07/30 16:37
- 管理番号
- 埼久-2002-134
- 質問
-
未解決
徳富蘇峰が書いた「落日」という文章を探している。40~50年前に、高等学校の国語(甲)の教科書に掲載されていた。題名は「落日」だったと記憶しているが、教科書に掲載されていたのは全文ではないかもしれない。内容は、日が沈む情景を描写した随筆だったが、覚えているフレーズ等はない。
- 回答
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「落日」は見あたらず。徳冨蘆花の『自然と人生』に「相模灘の落日」が収録されている。また、『蘇峰随筆 第二』に「相模灘落日の美観大観」ほか〈夕陽〉あるいは〈夕照〉を描いた作品が複数ある。質問者に見てもらうが、いずれも異なるとのことだった。
- 回答プロセス
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インターネットで教科書を検索する。
《埼玉県立総合教育センター資料室》の資料検索に教科書は含まれていない。
《東書文庫》の蔵書検索は、書名・著者名のデータ未入力。
《国立教育政策研究所教育情報センター教育図書館》の教科書データベースは、所内のみ。
教科書研究センター付属教科書図書館は、ホームページなし。
(以上調査当時)
『全集・作品名綜覧』等でも蘇峰が書いた「落日」は見あたらず。
《NDL-OPAC》《NACSIS Webcat》《Google》等で〈蘇峰 & 落日〉を検索するが、該当なし。
〈徳富 & 落日〉で検索すると、徳冨蘆花の『自然と人生』に「相模灘の落日」が収録されている。
また、『自然と人生』は教科書に多く採用されているので、内容を通覧してみると、「相模灘の落日」以外にも「梅」「自然の色」等、〈落日〉〈夕焼〉などについての描写が多数含まれている。
『蘇峰 徳富猪一郎』に、戦前の中学校教科書に採用された作品が掲載されているが、「乃木大将の殉死」ほか4編で、「落日」は含まれていない。
蘇峰の作品にも目を通していくと、『蘇峰随筆 第二』に、「相模灘落日の美観大観」ほか〈夕陽〉あるいは〈夕照〉を描いた作品が複数ある。
『蘇峰随筆 第二』及び『自然と人生』の該当箇所を質問者に見てもらうと、いずれも異なるが調査は打ち切ってよいとのこと。
今後の調査方法としては類縁機関への問い合わせが考えられるが、調査を終了する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 評論.エッセイ.随筆 (914 9版)
- 著作.編集 (021 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 徳富 蘇峰(トクトミ ソホウ)
- 教科書-国語科
- 徳冨 蘆花(トクトミ ロカ)
- 著作-書誌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000020231