レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/11/16
- 登録日時
- 2015/04/10 13:53
- 更新日時
- 2015/06/30 14:45
- 管理番号
- 埼久-2015-006
- 質問
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解決
デジタル補聴器のコアテクノロジー「チャネルフリー」は、スイスのBERNAFON(バーナフォン)社だけが持つ技術であり、10年程前から出始めたものである。このチャネルフリーについての文献・学術論文が見たい。
- 回答
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「チャネルフリー」に関する日本語資料は、下記1点とBERNAFON社関連のウェブサイトのみであった。
その他インターネットで検索できる外国語文献を紹介した。
日本語資料
『よくわかる補聴器選び 買い方から使い方まで全ガイド 2012年版』(関谷芳監修・著 八重洲出版 2011)
p136-139 スイスの補聴器メーカー BERNAFON社の「クロノス」という補聴器について、「チャネルフリーの最高傑作」とあり。チャネルフリーとマルチチャンネルの比較説明あり。バーナフォン社ウェブサイトとほぼ同情報。
《バーナフォン社ウェブサイト》(http://www.bernafon.jp/ バーナフォン 2014/11/11最終確認)
「バーナフォンは、チャネルフリーシステムとマルチチャネルシステムの製品群を提供出来る、唯一のメーカーです」
「チャネルフリーとは 1992年にアインシュタインが卒業した大学で有名なチューリッヒ工科大学の卒論に(人間の耳と同じように機能するデジタル信号処理システム)があり、8年の年月をかけてこのシステムを完成させました。そのシステムをチャネルフリーシステムと呼んでいます。特徴はデジタルとは思えないほど(比類なき明瞭で自然な音質)です(後略)」
《オスカー大村のココロ・コトバ》(個人サイト 2014/11/11最終確認)
バーナフォン株式会社 相談役・大村和秀 オフィシャルブログより
「当初はC.A.S.I(Continuously Adaptibe Speech Integrity)処理と称していましたが、一般的に理解できないということで、その後、他の全メーカーが採用しているマルチチャネルシステムとの違いが分かるように、「チャネルフリー」と改名しました」とあり。
《Google Books》(http://books.google.co.jp/ Google 2015/04/10最終確認)を〈bernafon & channelfree〉で検索する。
「Hearing Aid Handbook」(Jeffrey DiGiovanni著)ほか5件の図書がヒットし、該当部分の文章が表示される。
《Google Scholar》(http://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja Google 2015/04/10最終確認)を〈bernafon & channelfree〉で検索すると、23件の雑誌文献がヒットする。
- 回答プロセス
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調査済み資料
『補聴器ハンドブック』(Harvey Dillon原著 中川雅文監訳 医歯薬出版 2004)
『「聞こえ」に不安を感じたら… 補聴器の使いこなし方』(河野淳著 メディカルトリビューン 2011)
『聴覚診断と聴覚補償』(舩坂宗太郎著 コロナ社 2007)
『難聴者、自立を 補聴器・周辺機器編』(中園秀喜編 ベターコミュニケーション研究会 2011)
『よく聞こえる補聴器の選び方と使い方』(関谷芳正著 主婦と生活社 1999)
『補聴器フィッテイングの考え方』(小寺一興著 診断と治療社 2010)
『よい聞こえのために』(クラウス・エルバリング著 海文堂出版 2008)
オンラインデータベース
《医中誌Web》(医学中央雑誌刊行会 2014/11/11最終確認)
《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所 2014/11/11最終確認)
《MAGAZINEPLUS》(日外アソシエーツ 2014/11/11最終確認)
《NDL-OPAC(雑索)》(http://www.ndl.go.jp/ 国会図 2014/11/11最終確認)
《J-STAGE》 (https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ 科学技術振興機構 2014/11/12最終確認)
《J-GLOBAL》(http://jglobal.jst.go.jp/ 科学技術振興機構 2014/11/12最終確認)
以上を〈チャンネルフリー〉or〈bernafon〉or〈チャネルフリー〉or〈クロノス〉で検索するが、質問に関する論文なし。
〈デジタル補聴器〉で検索し、ヒットした論文の掲載雑誌を確認(主に2000年以降出版、埼玉県立図書館で所蔵している資料)するが関連記述なし。
「リオン(補聴器の製造)-きめ細かい販売店教育、利用者の声拾う」(『日経ビジネス 1078号』p62-63 日経BP社 2001)
大沼直紀著「ハイテクばんざい!デジタル補聴器に至ったわけと特徴」(『ノーマライゼーション 19巻5号』p58-62 日本障害者リハビリテーション協会 1999)
「補聴器 デジタル化で性能アップ 生活スタイルに合わせて選ぶ」(『週刊ダイヤモンド 100巻1号』p77 ダイヤモンド社 2011)
武田英彦著「補聴器の選び方・使い方ガイド」(『暮しと健康 57巻8号』p62-67 保健同人社 2002)
外国語文献を探す
以下のデータベースを〈bernafon & channelfree〉で検索するも関連する記述なし。
《MEDLINE 日本語ゲートウェイ NLM(米国国立医学図書館)》(http://www.healthy.pair.com/index.htm NLM 2014/11/12最終確認)
《BLDSS(The British Library Document Supply Services)》(http://www.bldss.bl.uk/BLDSS/ The British Library 2014/11/16最終確認)
《ASMEペーパー》(https://www.asme.org/ 米国機械学会 2014/11/16最終確認)
《SME ペーパー》(http://www.sme.org/ 米国製造技術者協会 2014/11/16最終確認)
《NTRL》(http://www.ntis.gov/ National Technical Reports Library 2014/11/16最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 眼科学.耳鼻咽喉科学 (496 9版)
- 参考資料
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- 『よくわかる補聴器選び 買い方から使い方まで全ガイド 2012年版』(関谷芳監修・著 八重洲出版 2011) , ISBN 978-4-86144-236-0
- キーワード
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- 補聴器
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000170625