レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年12月04日
- 登録日時
- 2019/03/22 12:14
- 更新日時
- 2019/03/22 12:14
- 管理番号
- 相-180017
- 質問
-
解決
立原道造が所蔵していた木いちご酒がどこで作られていたか、どこの会社がつくったものかなど詳細がわかりましたら教えてほしい。
- 回答
-
次の資料、情報を提供しました。
・『堀辰雄文学記念館 常設展示図録』堀辰雄文学記念館編 軽井沢町教育委員会 2003
p.37~40「遺愛品」のp.39に「木いちご酒 立原道造より贈られたもの」の写真が掲載されており、ラベルには「La Fraise des Bois DOLFI GRANDE DISTILLERIE STRASBOURGEOISE SOCIETE ANONYME STRASBOURG」とあります。
・『世界の名酒事典 ‘89年版』 講談社 1988
「フルーツ・ブランデー」のp.150に「Dolfi ドルフィ―社」があり「アルザス地方ストラスブール市のドルフィ―社蒸留工場産。」、「フランボワーズは、木いちごをアルコール浸漬したのち蒸留、フルーティーな味。」等の記述があります。
「リキュール」のp.188に「フレーズ・デ・ボア」「ドルフィー社」があり、「フランスのアルザス地方、ストラスブール市の名門酒造業者がつくる。木いちごをアルコールに浸漬、リキュール化したもの」等の記述があります。
・『世界の名酒事典 2003年版』講談社編 講談社 2002
「フルーツ・ブランデー」のp.101に「Dolfi ドルフィ―社」があり「ドルフィ―社は、アルザス地方ストラスブール市の有名蒸留業者。フルーツ類が豊かに穫れるこの地方で(中略)各種フルーツ・ブランデーをつくっている。」「フランボワーズは、ラズベリーの香味を生かしたフルーティーな酒。」等の記述があります。
「果実系リキュール」のp.166に「フレーズ・デ・ボア」「ドルフィー社」があり、「フレーズ・デボア(木いちごの一種)をアルコールに浸漬、リキュール化したもの。これはフランス、ストラスブールの名門ドルフィー社の製品。」等の記述があります。
また、インターネットの情報となりますが、「Miniature bottle library」(https://www.minibottlelibrary.com/mbl/index.html)で、文字が筆記体でないなどの差異はありますが、該当の木イチゴ酒と類似したラベルのミニチュアボトルを見ることができます。トップページ→Straights→France→D→Dolfi内の「Dolfi Fraise des Bois01」(https://www.minibottlelibrary.com/mbl/alpha/zz-dolfi/index.php)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
「堀辰雄の周辺」堀多恵子(1996)角川書店 の中から「首の長い瓶」「ラベルに木いちごらしき絵」その下に「STRASBOUR-G」と記載してあることと、遺品として堀辰雄のもとに渡ったため、堀辰雄文学記念館に実物が展示してあることがわかっています。
- NDC
-
- 食品工業 (588 9版)
- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000253534