レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年04月08日
- 登録日時
- 2011/06/10 15:32
- 更新日時
- 2012/05/28 15:02
- 管理番号
- 中央-1-00176
- 質問
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解決
図書館におけるマンガの取り扱いについて知りたい。
1.日本国内にあるマンガを専門に扱う図書館、または図書館に準ずる施設を教えてほしい。国立国会図書館・広島市まんが図書館・京都国際マンガミュージアム・現代マンガ図書館(内記コレクション)は知っている。
2.さいたま市図書館のマンガ蔵書数、さいたま市図書館の全資料のうちマンガが占める割合を知りたい。また、全国の図書館におけるそれらの情報が載った資料があれば教えてほしい。
3.公立の図書館にはマンガの蔵書が少ないように思うが、それはなぜか。
4.マンガと図書館(またはそれに準ずる施設)の関係に関する資料があれば教えてほしい。『マンガとミュージアムが出会うとき』(表智之ほか著 臨川書店 2009.7)は調査済み。
- 回答
-
1.日本国内にあるマンガを専門に扱う図書館、または図書館に準ずる施設について
『専門情報機関総覧2009』(専門図書館協議会事業推進委員会編 専門図書館協議会 2009)によると、マンガを重点収集している機関として、広島市まんが図書館、京都国際マンガミュージアム、現代マンガ図書館(内記コレクション)の他に、
・大阪府立国際児童文学館(東大阪市荒本北1-2-1 大阪府立中央図書館内)
・さいたま市立漫画会館(さいたま市北区盆栽町150)
・高梁市吉備川上ふれあい漫画美術館(岡山県高梁市川上町地頭1834)
が紹介されている。
大阪府立国際児童文学館は児童文学・児童文化関連を収集している機関で、2009年まで大阪府吹田市にあったが、2010年3月末に廃止された。その後、児童書等の資料が大阪府立中央図書館に移管され、2010年5月に大阪府立中央図書館国際児童文学館として公開されている。
また、明治大学の付属施設で会員制だが、マンガ・サブカルチャーの専門図書館として、米沢嘉博記念図書館(千代田区猿楽1-7-1)がある。
参考)「ず・ぼん 15 図書館とメディアの本」(ポット出版 2009)等に掲載。
2.さいたま市図書館のマンガ蔵書数、さいたま市図書館所蔵の全資料のうちマンガが占める割合について
さいたま市図書館で所蔵している全資料(図書資料合計3,267,076冊 平成22年3月末)のうち、マンガのみの蔵書数の統計をとることができないので、回答できなかった。
また、全国の図書館におけるそれらの情報が載った資料についても、残念ながら見つけることができなかった。
3.公立の図書館にマンガの蔵書が少ないことについて
「現代の図書館 2009年12月号 vol.47 no.4」(日本図書館協会)では、『特集:図書館におけるまんがの行方』が組まれており、p253~255『マンガをめぐる議論』の中で、“厳しい財政状況の中で新刊書籍すら十分購入できないため、マンガは購入しないとする方針”を立てざるを得ない状況であると、論じられている。
4.マンガと図書館(またはそれに順ずる施設)の関係に関する資料について
次の資料を紹介した。
・「現代の図書館 2009年12月号 vol.47 no.4」(日本図書館協会)
p207~270『特集:図書館におけるまんがの行方』
・「現代の図書館 2008年12月号 vol.46 no.4」(日本図書館協会)
p257~264『国立国会図書館における少年・少女向けマンガ雑誌の利用状況』
・「みんなの図書館 1999年9月号 269号」(図書館問題研究会)
p1~69『特集:図書館でマンガを提供するには』
・「ず・ぼん 15 図書館とメディアの本」(ポット出版 2009)
p28~53『オープン前の米沢嘉博記念図書館に行ってきた』
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書館.図書館情報学 (01)
- 漫画.挿絵.児童画 (726)
- 参考資料
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- 『専門情報機関総覧2009』 専門図書館協議会事業推進委員会編 専門図書館協議会 2009
- キーワード
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- マンガ
- 図書館
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000087256