レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/06/08
- 登録日時
- 2018/03/30 00:30
- 更新日時
- 2018/05/09 15:36
- 管理番号
- 茨城-2016-031
- 質問
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解決
近代弓道史を調べており、明治42年から昭和20年に存在した大日本弓道会という団体の師範であった鈴木乙次郎という人物について調べています。彼に関する経歴、書かれている本や写真、関連する情報があれば教えて頂けませんでしょうか?
現在までに分かっている情報は以下の通りです。
・1860年9月2日生。茨城県平潟町出身
・大日本弓道会師範
・大正6年に大日本弓術会平潟支部を設立
・大正6年5月に大日本武徳会の弓道精錬証を受領
・大正6年以降は茨城県に住んでいたらしい
- 回答
-
以下の図書に関連する記述がございました。
『いばらきの弓道』(いばらきの弓道編集委員会編,茨城県弓道連盟,2000)
P28 大正3(1914)年5月1日 大日本弓術会平潟支部(北茨城市に)設立
支部長として名前の記載あり
P29 大正14(1925)年3月15日 大日本弓道会磯原支部(北茨城市に)設立
師範として名前の記載あり
P.34 略歴の記載あり
鈴木乙次郎は,万延元(1860)年9月2年生まれ,平潟(北茨城市)に住み,北海 道にて石原師,東京にて本多利実師に竹林派の弓道を学び,大正 3年6月大日本 弓道会師範,6年6月大日本武徳会弓道精錬證,大日本弓道会平潟支部長,及び千 代田支部顧問をつとめ昭和9(1934)年11月7 日没す,75歳。
『茨城の弓道』(小野崎紀男編・刊,1971)
P.21 平潟支部 大正三年五月一日 支部長として名前の記載あり
『茨城人名辞書』(富岡福寿郎編,いばらい新聞社,1915)
すの部 21-22 略歴の記載あり
『茨城人名辞書』(弘文社編纂部編,弘文社,1930)
スの部-一八 略歴の記載あり
『多賀郡郷土史』(塙泉領編,宗教新聞社,1925)
P.391 町会議員前学務員大日本弓道会平潟支部長として名前あり
『北茨城市史 下巻』(北茨城市史編さん委員会編集,北茨城市,1987)
P.773 歴代町村長,助役,収入役一覧 平潟町 第12代町長名の箇所に名前あり
『北茨城名士録』(鈴木北州著,北いはらき新聞社,1967)
P.340 肖像写真あり 略歴の記載あり
調査資料中,『北茨城名士録』の記述が一番詳細なものでございます。
調査しましたが,記載が無かった図書
『茨城県弓道連盟創立60周年記念誌』(茨城県弓道連盟創立60周年記念誌編集委 員会編,茨城県弓道連盟,2012)
『平潟村誌』(鈴木秀輔編,榎本実,1979)
『明治期茨城の弓道』(小野崎紀男編・刊,1978)
『茨城県名士肖像録』(遠藤永吉編,高橋要吉刊,1903)
『茨城県紳士録』(有備会出版部編・刊,1935)
- 回答プロセス
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1.郷土図書で弓道に関する資料を確認する。
2.「北茨城市史」,「多賀郡郷土史」を確認する。
3.茨城県の人名録を確認する。
- 事前調査事項
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大日本弓道会(1912-1943)機関誌「射道」「弓道」
小野崎紀男(2003)『弓道人名大事典』日本図書センター
- NDC
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- 武術 (789 9版)
- 参考資料
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- いばらきの弓道いばらきの弓道編集委員会/編茨城県弓道連盟 (P28,P29,P34)
- 茨城の弓道小野崎 紀男(1940~)/編小野崎紀男 (P21)
- 茨城人名辞書富岡 福寿郎/編いはらき新聞社 (21-22)
- 茨城人名辞書弘文社編纂部/編弘文社 (18)
- 多賀郡郷土史塙 泉領/編宗教新聞社 (P391)
- 北茨城市史下巻北茨城市史編さん委員会/編集北茨城市 (P773)
- 北茨城名士録鈴木 北州/著北いはらき新聞社 (P340)
- キーワード
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- 鈴木乙次郎(スズキオツジロウ)
- 弓道(キュウドウ)
- 平潟町(北茨城市)(ヒラカタマチ キタイバラキシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土,人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000233752