このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000254574
提供館
(Library)
大阪府立中之島図書館 (2120002)管理番号
(Control number)
6001037573
事例作成日
(Creation date)
2019/03/15登録日時
(Registration date)
2019年04月04日 00時30分更新日時
(Last update)
2019年04月06日 00時30分
質問
(Question)
大阪における「帯革製造」についてわかる文献があれば知りたい。
回答
(Answer)
大阪における帯革製造に関する記述のあった資料は、以下の通りです。

・『明治大正大阪市史 第2巻 経済篇』(大阪市役所/編纂 清文堂出版 1966)
昭和8年刊の復刻です。
「第5章 工業」の第8項が「製革工業及皮革製品製造業」(p.624-633)となっています。
そのうち「一 製革工業」には、次の記述がありました。
「[工業用帯革製造に供するものは輸入に頼りほとんど生産されていなかったが]この帯革用皮革並に帯革(調革)の製造に成功したのは合資会社新田帯革製造所の創始者新田長次郎である。彼は(中略)[明治]18年に独立して難波江上橋北に工場を開設せるものであって、21・2年の交には油革の製造に成功し、間もなく帯革の製造を完成した。」(p.625-626)
また、「二 皮革製品製造業」に「調帯」の項があり(p.632-633)、明治期には新田帯革製造所と大阪帯革製造所が規模を拡張して輸出が輸入を上回るようになったこと、大正5年には日本皮革株式会社大阪工場も調帯の製造を開始して、以後この3社が業界を引っ張ったといった記述があります。

・『新修大阪市史 第5巻』(新修大阪市史編纂委員会/編集 大阪市 1991.3)
明治維新から明治31年までの内容です。
「第4章 社会問題と社会運動 第4節 『解放令』と同和問題」に「近代皮革産業への発展」の項があり(p.644-647)、明治に入って勢いが衰えた大阪の皮革業が西南戦争後に軍用革が国産品に切り替えられ、製造技術向上等もあって生産も次第に伸びたことが記載されています。
「[明治12年に結成された]同業者の組合は、18年9月に改組し(中略)皮革商組合と称したが、その組合員には問屋・仲買・小売商人だけではなく、製革・製靴・染め革業者なども含めた。業者の中で最も力のあったのは原皮問屋で、その供給先は新田帯革製造所をはじめとする大小の地元諸工場、それに内外用達会社その他の大企業であった。」(p.647)

・『新修大阪市史 第7巻』(新修大阪市史編纂委員会/編集 大阪市 1994.3)
大正14年から昭和20年までが対象です。
「第3章 市民生活と社会運動 第1節 大阪市民の生活史」に「在日朝鮮人と被差別部落」の項があり(p.508-511)、「西浜の皮革産業を支配したのは、新田帯革製造所とそれに従属するひと握りの商業資本家であった」との記述があります(p.510)。

・『大阪の皮革製品工業 〔大阪市役所産業叢書〕』([大阪市役所産業部調査課/編] 大阪市役所産業部調査課 1934)
「第6章 調帯」(p.182-196)に、「沿革」「生産状況」「販路並に取引」「斯業の将来」「同業者団体と主なる製造業者」がまとめられています。

・『太鼓・皮革の町 浪速部落の300年』(「浪速部落の歴史」編纂委員会/編 「浪速部落の歴史」編纂委員会 2002.11)
第6章として、吉村智博/著「新田帯革と西浜の皮革業」の章があり(p.125-145)、新田帯革の創業者・新田長次郎の生涯と事業展開を中心に19世紀末から20世紀初頭の大阪の皮革業について記述があります。

・『日本の皮革(カワ) その近代化と先覚者と』(武本力/著 東洋経済新報社 1969)
「第2章 明治期の輸入皮革と国産皮革 5 関税改正と製革工場の設立」(p.165-181)に「大阪帯革」(p.175-176)、「新田帯革」(p.176-181)の記述があります。

新田帯革製造所については、次の資料もありました。
・『回顧七十有七年』(新田長次郎/[著] 新田帯革製造所 1935)
・『懐古寫眞帖』(新田帶革製造所 1938.7)
・『かくれスポット大阪 [正]』(吉村智博/著 解放出版社 2013.11)
「皮革業と銀行」(p.110-112)
「コラムなにわ人物伝6 新田長次郎」(p.102-103)
・『かくれスポット大阪 続』(吉村智博/著 解放出版社 2015.3)
「太鼓と皮革」(p.46-53)

〔事例作成日:2019年3月15日〕
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
皮革工業.皮革製品  (584 10版)
参考資料
(Reference materials)
明治大正大阪市史 第2巻 大阪市役所∥編纂 清文堂出版 1966
新修大阪市史 第5巻 新修大阪市史編纂委員会∥編集 大阪市 1991.3
新修大阪市史 第7巻 新修大阪市史編纂委員会∥編集 大阪市 1994.3
大阪の皮革製品工業 [大阪市役所産業部調査課∥編] 大阪市役所産業部調査課 1934
太鼓・皮革の町 「浪速部落の歴史」編纂委員会∥編 「浪速部落の歴史」編纂委員会 2002.11
日本の皮革(カワ) 武本/力∥著 東洋経済新報社 1969
回顧七十有七年 新田/長次郎∥[著] 新田帯革製造所 1935
懐古寫眞帖 新田帶革製造所 1938.7
かくれスポット大阪 [正] 吉村/智博∥著 解放出版社 2013.11
かくれスポット大阪 続 吉村/智博‖著 解放出版社 2015.3
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
大阪
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000254574解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!