記述はありませんでした。
なお、すでにご調査済みかもしれませんが、以下につきまして、参考までにお知らせします。
1.図書資料
■『大日本帝国内地俘虜収容所』
茶園義男編・解説 不二出版刊 1986年発行
資料コード:8110527684 所蔵場所:7書庫 請求記号:329.6チ
本書は俘虜収容所に関する資料集です。
p19-20「太平洋戦争下日本内地俘虜収容所位置及び収容人員表」
収容所名、所在地、収容人員(人数)を一覧表にしたものです。
p19に名古屋俘虜収容所の本所および分所について掲載されています。
第1分所の所在地が「岐阜県吉城郡阿曽布村」、第3分所の所在地が「岐阜県吉城郡船津村」とされています。
p229-234「俘虜引渡実施一覧表」〔S30.12『俘虜取扱の記録』(俘虜情報局)付表⑱-1〕
収容所名、引渡場所、受領者、引渡年月日、国籍、摘要を一覧表にしたものです。
p231に名古屋俘虜収容所の各分所についても掲載されています。
第1分所、第3分所の引渡年月日の日付は「二十年九月七日」とされています。
なお、本表の出典である「俘虜取扱の記録」は以下に収められています。
『十五年戦争重要文献シリーズ8 俘虜情報局・俘虜取扱の記録』
茶園義男編・解説 不二出版刊 1992年発行
資料コード:8120896977 所蔵場所:7書庫 請求記号:391.2ジ
本書は編者が所蔵する「俘虜取扱の記録」「国際法」のコピーを復刻したものです。
「附表第十八の其の一 俘虜引渡実施一覧表」はp280-287にあります。
(名古屋俘虜収容所の各分所についてはp282)
以上にご案内した2冊の図書資料はいずれも貸出可能です。
飛騨市図書館を通じてご利用になれますので、よろしければご利用ください。
なお、上記2冊は愛知県図書館のレファレンス事例で使用された資料です。
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000043072(第2次世界大戦中名古屋市内の「フナツ」という所に捕虜収容所があったと聞いたことがあるが、そのことについて知りたい。)
2.雑誌・新聞記事
■「神岡栃洞坑山捕虜収容所について」石浦秋造
『飛騨春秋』1997年7月号 p7-9(高山市民時報社刊)
栃洞収容所に勤務していた著者が当時を回顧した記事です。
捕虜の解放にはふれていますが、具体的な日付はありませんでした。
■岐阜合同新聞昭和20年9月8日p2「飛騨神岡鉱山の俘虜横浜へ引揚」
以下のようなごく小さい記事がありました。
「神岡鉱山にゐた俘虜九百十二名は岐阜経由で7日午前零時四十九分と同二時四十六分の岐阜駅発上り列車でそれぞれ横浜へ向った」
■西日本新聞昭和20年9月2日「俘虜を一斉に解放 紛擾防止に十全の措置」
神岡鉱山とは関係ありませんが、ポツダム宣言調印式終了と同時に国内の俘虜が一斉に解放されることを報じています。
この記事は以下の図書に掲載されていました。
『新聞集成昭和編年史 昭和20年Ⅴ』
明治大正昭和新聞研究会編・刊 1997年発行
国内外の新聞記事を日付順に掲載したもので、本書には昭和20年9月から10月分が収められています。
上記3点の雑誌、新聞は貸出できませんが、複写は可能です。
複写物を郵送することもできます。
郵送の場合は複写料金と送料をご負担いただきますが、飛騨市図書館経由でよろしければ送料は無料です。
※郵送複写サービスのご案内
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/riyo-annai/raikan-dekinai/top.html#yuso2(岐阜県図書館ウェブサイト トップ > 利用案内 > 来館できない方へのサービス > 郵送複写サービス)
なお、上記の雑誌・新聞記事は以下のデータベース等で「俘虜」「捕虜」「神岡」などをキーワードに検索しました。
・郷土雑誌記事検索
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/cgi-bin/Sopcsmin6.sh?p_mode=6・郷土新聞記事検索
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/cgi-bin/Sopcsmin5.sh?p_mode=5(以上、岐阜県図書館ウェブサイト トップ > 岐阜県関係)
・リサーチ・ナビ(国立国会図書館)
http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/