レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年06月01日
- 登録日時
- 2012/06/01 11:39
- 更新日時
- 2013/01/09 17:36
- 管理番号
- 011
- 質問
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解決
算盤(そろばん)の描かれた引札を閲覧・複写したい。
- 回答
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館蔵引札の史料群のうち「尼崎町商家引札」と「尼崎・伊丹・大坂等引札」の2群、合計95点を閲覧に供し、質問者自身に該当する引札を探していただき、持参のカメラにより撮影していただいた。
(質問者によれば、算盤が描かれた引札5点を見出すことができた、とのことであった。)
- 回答プロセス
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1 史料としての引札
引札とは、現在の広告チラシにあたるもので、江戸時代以降昭和初期まで使われていた。商店が、開店や商品売り出しを宣伝するために配ってたものである。
地域研究史料館は約120点の引札を所蔵しており、比較的近代のものが多い。
引札のデザインは多様で、カラフルなものが多く、暦や時刻表を表記するなど実用的なものもある。質問者が希望した算盤の絵柄は、商売の神である大黒天や、たぬきが持つ小道具として描かれているケースがあった。
2 史料整理・公開上の課題
地域研究史料館では、今回のようなレファレンスに対応できるよう、引札の画像データベース構築を課題としている。現状ではデータベース未作成であるため、利用者に一点ずつ確認していただき、利用を希望される画像をみずから探していただく方法をとった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 「尼崎町商家引札」 (当館請求番号 091008)
- 「尼崎・伊丹・大坂等引札 (当館請求番号 076002)
- 青蛙選書59『引札絵ビラ風俗史』増田太次郎著、青蛙房、昭和56年発行 (当館請求記号 674.1/マ)
- キーワード
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- 兵庫県尼崎市
- 引札
- 引き札
- 算盤
- 広告
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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Web版 尼崎地域史事典"apedia"
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/apedia/
Web版 図説尼崎の歴史
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000106682