レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/08/15
- 登録日時
- 2015/11/13 00:30
- 更新日時
- 2015/11/13 00:30
- 管理番号
- 北方 15-0009
- 質問
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解決
北海道の「道」の由来と、過去、北海道にも存在した「県」の名称と存在時期を知りたい。
- 回答
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●北海道の「道」の由来
以下の資料に簡潔な記述がある。
・『日本歴史地名大系 1 北海道の地名』(回答資料1) p145「北海道」
→「(明治二年)八月一五日蝦夷地を北海道と改称し、(中略)北海道の名称は松浦武四郎が提案した六案、すなわち日高見道・北加伊道・海北道・海島道・東北道・千島道のなかの北加伊道を古代に制定された七道に準じて北海道と修正したもの」
次の2冊にも同様の記述がある。
・『角川日本地名大辞典 1-[1] 北海道』(回答資料2) p1346「ほっかいどう 北海道」
・『北海道の歴史 下』(回答資料3) p33-34「四、 北海道の誕生と国・郡設定」
●北海道の「県」について
三県一局時代の「県」について、以下の資料に簡潔な記述がある。
・『北海道大百科事典』(回答資料4) p766-767「三県一局時代」
→「1882年(明治15)2月の開拓使廃止から、1886年1月の北海道庁設置までの間を指す。北海道を函館・札幌・根室の3県に分割し、また開拓使の官営諸事業を総括するため1883年1月に農商務省北海道事業管理局を置いたので、この名称が生まれた。」
より詳しい記述について以下に記述あり。
・『北海道の歴史 下』(前出) p88-90「二、 三県一局の設置」
・『新北海道史 第3巻 通説』(回答資料5) p727-840「第六章 三県の分治」
→三県の設置と三県の諸事業について記述あり。
・『新北海道史 第4巻 通説』(回答資料6) p3-7
「第一章 近代日本の形成と北海道 第一節 北海道庁の設置と拓殖方針の転換」
→三県一局廃止の背景と北海道庁設置について記述あり。
※その他、廃藩置県等に伴い、一次的に「県」となった事例
・『角川日本地名大辞典 1-[2] 北海道』(回答資料7) p690「松前町」の〔近現代〕「行政区画の変遷」の項目
→旧松前藩が明治2年「館藩」になり、明治4年「館県」、「弘前県」、「青森県」を経て同5年開拓使の直轄となり函館支庁の所属となった。(同資料のp1287に「藩県沿革表」あり)
・『角川日本地名大辞典 1-[2] 北海道』 p1287「藩県沿革表」
→「箱館府」から明治2年7月に開拓使が設置されるまでの間に「箱館県」という名称あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 北海道地方 (211 7版)
- 参考資料
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- 1 日本歴史地名大系 1 北海道の地名 平凡社 2003.10 291.03/HO/イ p145
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2 角川日本地名大辞典 1-[1] 北海道 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編 角川書店 1987.10 291.03/HO/1-1 p1346 -
3 北海道の歴史 下 関, 秀志(1936-) 桑原, 真人(1943-) 北海道新聞社 2006.12 210.1/HO/2-イ p33-34,p88-90 -
4 北海道大百科事典 上 あ-そ 北海道新聞社∥編集 北海道新聞社 1981 031/HO/1 p766-767 -
5 新北海道史 第3巻 通説 北海道 北海道 1971 210.1/HO/3 p727-840 -
6 新北海道史 第4巻 通説 北海道 北海道 1973 210.1/HO/4 p3-7 -
7 角川日本地名大辞典 1-[2] 北海道 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編 角川書店 1987.10 291.03/HO/1-2 p690,p1287
- キーワード
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- 北海道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000183688