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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000075226
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2010-054
事例作成日
(Creation date)
2010/09/29登録日時
(Registration date)
2010年12月15日 02時00分更新日時
(Last update)
2010年12月28日 11時43分
質問
(Question)
剣術において「関東七流」と呼ばれているうちの①日本流と良移流の祖②神刀流・日本流・良移流・卜伝流の系譜を知りたい。
回答
(Answer)
『武芸流派大事典 増補大改訂』(綿谷雪編 東京コピイ出版部  1978)
「関東七流」の説明として、「鹿島七流ともいう。流名は、良移流・鹿島流・香取流・本心流・卜伝流・神刀流・日本流―以上七流(「本朝古今剣術名数」)。」とあり。 なお「本朝古今剣術名数」は県立図書館未所蔵。良移派以外は記述あり。

(日本流)
p670 明治期の「堀口朝太郎(武舟)」の説明あり。系譜はない。
他に、『武芸流派辞典』(綿谷雪著 人物往来社 1963)にも同様の説明あり。
(良移流)
p916 「関東七流の一」という説明のみ。
(神刀流)
p446 会津藩伝神刀流剣術の伝系について記述あり。
(ト伝流)
p764-765 説明あり。他に卜伝流、水戸藩系、津軽藩系、伊勢系の系図あり。
また、塚原卜伝流参照とあり。参照先(p582)には「鎌槍、剣、小太刀、杖、鎖鎌、捕手、腰廻」としての流派紹介のみ。ただし、その後に「塚原流(剣)」の項あり。
(塚原流(剣))
p583 「卜伝流のこと。新当流を見よ。」とあり。
〈新当流〉
p437-444 卜伝から始まる系図あり。
(良移流)について
上記資料以外に数点の関係資料を調べたが記述は見あたらなかった。
参考『武芸流派100選』(綿谷雪著 秋田書店 1972) 
p187良移心当流(柔)の説明に「二系統ある。一は福野七郎右衛門正勝を祖とするもので、これについては『剣豪100選』に詳しい。二は元禄ごろ、筑前黒田家の臣、笠原四郎左衛門を祖とするもの、(後略)」とあり、系図がある。
『日本剣豪100選』(綿谷雪著 秋田書店 1971)
p164  「寺田右勘衛門満英」の項目中にある「福野七郎右衛門正勝」の説明に、「・・・柳生家の茨木専斎後房と共同して、良移新当流(俗に福野流)をおこし・・・」とある。
回答プロセス
(Answering process)
武術関係資料を調査する。
『史料明治武道史』(渡辺一郎編 新人物往来社 1971)
史料紹介が基本で、該当内容は発見できず。
『図説日本武道辞典』(笹間良彦著 柏書房 1982)
「関東七流」「鹿島七流」なし。下記の記載のみで、質問事項に関する情報なし。
p196-197〈かしまりゅう 鹿島流〉
p636〈ほんしんとうりゅう 本心刀流〉
p629〈ぼくでんりゅう 卜伝流〉
p471〈つかはらぼくでん 塚原卜伝〉への参照あり。
『全国諸藩剣豪人名事典』(間島勲著 新人物往来社 1996)
流派に関する系図等の情報なし。
『剣豪 その流派と名刀』(牧秀彦著 光文社 2002)
p18-19に「剣術流派の系譜」あり。
p35-38の「新当流」に「鹿島神宮の祝部という要職を家伝の鹿島の太刀ともども継承していた。(中略)父の覚賢の代には越前国の冨田流から太刀、小太刀、縄術を取り入れる。(中略)家伝の技を学んだ後にト伝が伝授されたのは、鹿島に隣接する香取の地から発祥した、天真正伝香取神道流であった。(中略)鹿島神(陰)流を創始した松本備前守政信からも教えを受けている。」とあり。
p18-19「剣術流派の系譜」として、大まかな流派の系譜あり。
p172-173「剣術50流派分布図」あり。
『日本武芸譚』(高野弘正著 講談社 1977)
p15-30「塚原ト伝高幹」に「新当流は卜伝流ともいう。いうまでもなく塚原卜伝が創始した独特の剣法である。」「塚原卜伝は、実父から家伝の鹿島中古流を習い、養父からは香取神道流を学び、のちに鹿島神宮に参籠をはたして、ついに卜伝独特の剣の妙を悟り、その剣を「一つ太刀」と呼んだ。」とあり。系譜についての記載なし。
「特集 秘伝!武芸流祖録」(『歴史読本 1993年11月号』 新人物往来社 1993)
p64-71「塚原卜伝【新当流】」
p66「鹿島の神官たちのなかに、とくに刀技のすぐれた七人がいて、彼らの技は鹿島七流と呼ばれて代々子孫にうけつがれていった、といわれる。その七流のひとつ吉川家でも、代々家に伝わる刀法「神妙剣」を継承して鹿島中古流と称していたが、父の覚賢のとき、越前の富田流の一部を「外の物」として取り入れた。」
p67「実父からは鹿島中古流を、養父からは天真正伝神道流を学んだことになる。」
「日本剣豪読本」(『歴史読本 別冊18巻1号』 新人物往来社 1993)
p20-23「飯篠長威斎(天真正伝香取神道流)」
「天真正伝香取神道流は、かつては天真正伝神道流、神慮神道流、新当流などとよばれ、江戸末期には神刀流とも称された道統である。
p28-31「塚原卜伝(新当流)」
「日本伝承武芸流派読本」(『歴史読本 別冊 19巻7号』 新人物往来社 1994)
p98-99「鹿島新当流剣術」
参考文献に『歴史への招待』「秘剣一の太刀」があるが、県立所蔵なし。
『国史大辞典 7 しな-しん』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1986)
p898〈新当流〉の項
関東七流についての記述はないが、新当流についての簡単な解説、系図あり。
参考文献に「日本武道大系3 剣術」(今村嘉雄編)があるが、県立所蔵なし。
参照に〈塚原卜伝〉あり。
『国史大辞典 9 たか-て』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1988)
p714〈塚原卜伝〉の項 「1489-1571 室町時代の剣客」とあり。
参考文献に、「大日本剣道史」(堀正平)県立なし。
「本朝武道小伝」(『新編武術叢書』(武道書刊行会編 新人物往来社 1995)に所収。
『国史大系』に〈関東七流〉〈鹿島七流〉なし。

《Google》で「鹿島七流」を検索すると多数ヒットする。
個人のブログページに「【真兵法二大源流系図 Ver 0.20】鹿島七流編」というページあり。関連する流儀及び系図らしきものが記載されているが、典拠はなし。( http://blogs.yahoo.co.jp/eraser1eraser/25807957.html  2010/09/29最終確認)
渋谷区・荻窪合気道同好会ウェブサイトに、〈関東七流の伝説〉の項あり。参考文献として、草野著「剣豪~剣一筋に生きたアウトローたち」(新紀元社 1999)があげられているが、当館では所蔵せず。( http://homepage1.nifty.com/aikido/reference/ken-history.html  2010/09/29最終確認)
日本古武道協会のウェブサイトに鹿島新當流(卜伝流)紹介ページあり。系譜の記載あり。( http://www.nihonkobudokyoukai.org/martialarts/022/  2010/09/29最終確認)
同ウェブサイトには同じく「卜伝流」を名乗る紹介ページもある系譜の記載あり。( http://www.nihonkobudokyoukai.org/martialarts/019/  2010/09/29最終確認)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
武術  (789 9版)
参考資料
(Reference materials)
『武芸流派大事典 増補大改訂』(綿谷雪編 東京コピイ出版部  1978)
キーワード
(Keywords)
剣術
関東七流
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000075226解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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