レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年08月24日
- 登録日時
- 2019/08/27 10:08
- 更新日時
- 2019/10/11 15:58
- 管理番号
- 県立長野-19-027
- 質問
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解決
鳥類全体に対する渡り鳥の割合はどれくらいか。
- 回答
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鳥類全体に対する渡り鳥の割合については不明。
日本における渡り鳥の割合については、『世界大百科事典 30』平凡社 2007 【031/セカ/30】のp.583「渡り鳥」の項目に「渡り鳥は全体の約40%に及ぶ、さらになんらかの移動をするものは60%にのぼるであろう。」との記載あり。
また、日本野鳥の会HP野鳥を楽しむポータルサイト BIRDFAN【最終確認2019.8.27】の「教えて?安西さん 第19回(2006年11月号)」に冬鳥約22%、夏鳥10%、旅鳥15%、迷鳥約16%と記載があるが、これは日本で確認されている鳥の割合になり、世界の鳥類に対するものではない。
日本野鳥の会に照会したところ、日本で確認されている野鳥については、HPに記載されている割合と「渡り鳥の定義は国や地域によってちがうため、世界の鳥類全体で割合を出すのは難しい。」との回答をいただいた。
- 回答プロセス
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1 『理科年表 第92冊(平成31年)』丸善出版 2018 【403.6/リカ/'19】を確認する。
2 当館の所蔵を「渡り鳥」のキーワードで検索するとともに、鳥類の分類である488の書架をブラウジングする。
3 百科事典、図鑑を確認する。
4 CiNii-Articles【最終確認2019.8.27】で同じようなキーワードで検索するが割合については、確認できなかった。
5 「渡り鳥 割合」などのキーワードでインターネットを検索する。ヒットしたページの中に参考文献等の記載があったら、現物を確認する。
6 5で日本野鳥の会のHPに記載があることを確認したため、問い合わせをする。
<調査済み資料>
・『日本大百科全書 24』小学館 1988 【031/ニホ/24】
・『環境年表 第6冊(2019-2020)』丸善出版 2018 【519.03/コク/'19】
・『鳥類学辞典』山岸哲監修 昭和堂 2004 【488.03/チヨ】
・『日本の渡り鳥観察ガイド』先崎理之著 文一総合出版 2019 【488.1/セマ】
・『鳥の行動生態学』江口和洋編 京都大学学術出版会 2016 【488.1/エカ】
・『鳥類学』フランク・B.ギル著 新樹社 2009 【488.1/ギフ】
・『鳥類調査中間報告書 自然環境保全基礎調査 生物多様性調査』
環境庁自然保護局生物多様性センター 1999 【488.03/シゼ】
・『鳥類生態学入門 観察と研究のしかた』山岸哲編著 築地書館 【488.1/ヤサ】
- 事前調査事項
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・『動物学の百科事典』日本動物学会編 丸善出版 2018
・『動物大百科 7-9 鳥類』黒田長久監修 平凡社 1986
・『日本の鳥の世界』樋口広芳著 平凡社 2014
・『見る聞くまわる野鳥界 生態編』山岸哲監修 石塚徹著 信濃毎日新聞社 2016
- NDC
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- 鳥類 (488 8版)
- 参考資料
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- 世界大百科事典 30 改訂新版. 平凡社, 2007. p.583 (当館請求記号 【031/セカ/30】)
- キーワード
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- 鳥類
- 野鳥
- 渡り鳥
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000260504