レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年05月14日
- 登録日時
- 2010/07/04 14:54
- 更新日時
- 2010/07/04 15:05
- 管理番号
- 福井県図-20100514
- 質問
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解決
敦賀駅前の都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)の銅像の頭部は、2本角の兜のように見える。
銅像を作るにあたって、角の本数・長さ・色の根拠はないか。
『氣比宮社記』(官幣大社気比神宮/発行 昭和15年)を調査してほしい。
- 回答
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『氣比宮社記』には、角の本数・長さ・色についての記述なし。
銅像は2本角の兜をかぶっており、台座に「都怒我阿羅斯等の像を有識者各位の説を参考にして建立した」とある。
- 回答プロセス
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1.『氣比宮社記』(気比神宮/編・発行 1940)を確認
→ 角の本数・長さ・色についての記述なし
2.福井県関係調査相談データベース http://refsv.library.pref.fukui.jp/fukuilib/Menu.asp で「都怒我阿羅斯等」を検索
→ ヒットした『若越をひらいた人たち』 『余暇ガイドブック 文学・歴史編』を確認
→ 角の本数・長さ・色についての記述なし
3.『福井県神社誌』 『敦賀郡神社誌』 『敦賀郡誌』を確認
→ 角の本数・長さ・色についての記述なし
4.敦賀市立図書館に問い合わせ、以下を教えていただく
→ 敦賀市立図書館所蔵資料でも、角の本数・長さ・色についての記述なし
敦賀駅前の銅像を確認してくださった
→ 銅像は、2本角の兜をかぶっている
銅像の台座に「都怒我阿羅斯等の像を有識者各位の説を参考にして敦賀ライオンズクラブが建立した。」とある。
- 事前調査事項
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『日本書紀』に、朝鮮半島任那(みまな)国の王子・都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)の額に角があり「角額の人」と呼ばれ都怒我(つぬが)が角鹿(つぬが)に変化した、とされている。
『日本書紀』には、角の本数・長さ・色の根拠はない。
- NDC
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- 神道 (170 8版)
- 神社.神職 (175 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 都怒我阿羅斯等
- 気比神宮
- 日本書紀
- 照会先
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- 敦賀市立図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000068755