レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/5/1
- 登録日時
- 2018/11/20 00:30
- 更新日時
- 2018/11/20 00:30
- 管理番号
- 埼高図-2018-003
- 質問
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解決
小さい頃に読んだ絵本を探している。お兄ちゃんがはしかにかかり、弟が窓から覗く場面がある。怖い印象が残っている。
- 回答
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『わたしが妹だったとき』(佐野洋子著、偕成社、1982年) 著者が兄と過ごした日々を綴った短編集。 妹がはしかにかかる。その時に羨ましがっていた兄がやがて入院し、妹が窓から様子を覗いている挿絵がある。
- 回答プロセス
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きょうだいで病気の話ということで、まず、思い浮かんだのは下の2点。 『わがままいもうと』(ねじめ正一文、村上康成絵、2005年) 『ぼくのかわいくないいもうと』(浜田桂子作、2005年) どちらも弟ではなく怖くもない(ほのぼの系)ものの、念のため質問者に内容を説明して確認したが、やはり違うとのこと。 質問者にさらに聞き取り。 弟ではなく妹だったかもしれない、サイズはわからないが横長本ではないか、表紙はオレンジ色だった気がする、との追加情報を得る。 また、質問者の年齢から推測し、2008年頃までには刊行されていると思われる。 質問者の記憶違いがある可能性も考えに入れ、webサイト『絵本ナビ』で、はしか/お兄ちゃん(おにいちゃん)/兄/きょうだい(兄弟、兄妹)/風邪/病気(びょうき)、等を組み合わせてキーワード検索。 『おにいちゃんが病気になったその日から』(佐川奈津子文、黒井健絵、小学館、2001年)という本があがってきたので別途情報検索すると、挿絵は異なるものの内容がPDF公開されていたため、質問者に見てもらった。しかし探しているものとは違った。 市図書館内の学校図書館支援センターにレファレンス依頼。同時に、市高校司書や市図書館の元児童書担当者に情報を求めた。 集まった情報の中から、質問者の探している本ではないと確実に判断できるものを除き、現物を取り寄せて質問者に確認してもらったところ、探していた本が判明した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726 9版)
- 参考資料
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- 絵本ナビ https://www.ehonnavi.net/(2018年1月15日確認) 『おにいちゃんが病気になったその日から』PDF公開ファイル http://www.nursing.med.tohoku.ac.jp/education/student/class/files/siblings.pdf(2018年5月1日最終確認)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 実際の本はやや縦長で表紙はピンク色だった。
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 高校1年生
- 登録番号
- 1000246088