レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年04月13日
- 登録日時
- 2010/05/16 12:29
- 更新日時
- 2010/05/30 18:15
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-1186
- 質問
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解決
ブラジル人の学習支援で、日本語の本の対面朗読をする。どのようなことに気をつけたらよいか。
- 回答
-
当館の対面朗読は目の不自由な方を対象に行っており、外国人に対しての経験はなかったが、障害者サービスの担当者から、朗読についての一般的な留意点として以下を回答した。
1 聞きやすい声を作る
・長時間朗読しても疲れない、安定した声を出す。 ・腹式呼吸ができるとよい。
2 はっきりと読む
・滑舌をしっかりと ・鼻濁音を使う(「ワタシガ~」「ブンガク」などの「ガ」で)
・母音の無声化(「~デス」などの「ス」は無声音)
3 メリハリをきかせる
・文章の句切れや息を吸う場所は、文意を損なわない場所で(息継ぎの場所が違うだけで文章の意味が違ってしまうことがある)
・共通語のアクセントで朗読する。
・声の高低(イントネーション)をつける(疑問、驚きなどの表現で)
・読み手が重要だと思う箇所は強調する。
・効果的に間をとる(上級技術)
また、以下の資料を参考資料として紹介。
・長谷由子『朗読日和 すぐに役立つ<実践的朗読>のススメ』(彩流社,2007 一般:809.4/ナ)
・浜野成秋『日本語朗読の楽しみ』(グラフ社,2002 一般:809.4/ハ)
・川口義一『成長する教師のための日本語教育ガイドブック(上下)』(ひつじ書房,2005 一般:810.7/カ)
・『音訳マニュアル 音訳・調査編』(全国視覚障害者情報提供施設協会,2006 一般:378.1/オ)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 言語生活 (809 9版)
- 日本語 (810 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 日本語教育
- 多文化共生
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000066720