レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/05/02
- 登録日時
- 2009/03/27 02:10
- 更新日時
- 2010/12/13 19:53
- 管理番号
- 10-0C-200903-05
- 質問
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解決
ピアノのいわゆるバイエル教則本の作者のカタカナ表記は「バイエル」でよいのか。
- 回答
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19世紀のドイツのピアノ奏者、作曲家Beyer,Ferdinandは、『バイエル・ピアノ教則本』によって知られている。
各種事典の項目によると、「バイエル」と「バイヤー」という表記があり。
- 回答プロセス
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1.商用データベース「ニューグローヴ世界音楽大辞典」を再確認
連携している「Oxford Music Online」にBeyer, Ferdinandの項目はあるが、
日本語に訳されていないよう(2009.3現在)
※「ニューグローヴ世界音楽大辞典」は、著作者名が訳されており日本語訳がある場合は
訳者も( )に記述があり、訳があれば、カタカナでも検索可能。
2.商用データベース「e-レファレンス/ツール」で調査
Beyer,Ferdinand 〈19世紀〉の項あり。
ドイツのピアノ奏者,作曲家。『バイエル・ピアノ教則本』によって知られている、とのこと。
【掲載事典】として、下記があがっている。
◎新音楽辞典 人名 バイヤー,フェルディナント 1803.7.25-1863.5.14
◎音楽大事典 バイヤー 1803.7.25-1863.5.14
◎世界人物事典 バイエル 1803.7.25-1863.5.14
◎世界大百科事典 バイヤー 1803-1863
◎日本大百科全書 バイエル 1803-1863
◎大辞林 バイエル 1803-1863
◎大日本百科事典 バイエル 1803-1863
◎大百科事典 バイヤー 1803-1863
3.『標準音楽辞典 ト-ワ索引 新訂第2版』 (音楽之友社,2008.3)確認。
バイエルで項目あり。
4.商用データベース「Japan Knowledge(ジャパンナレッジ)」(事典・辞書等)で検索
作曲者バイエルとしての項目が1)・2)、教則本の項目中にカタカナ表記が3)・4)にあり。すべて「バイエル」。
1)バイエル(Ferdinand Beyer) (日本大百科全書)
2)バイエル【Beyer】 (デジタル大辞泉)
3)バイエル2[カタカナ語] (情報・知識 imidas)
4)バイエル[外来語年鑑2008年]【独 Bayer】 (現代用語の基礎知識)
- 事前調査事項
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商用データベース「ニューグローヴ世界音楽大辞典」で「バイエル」をひくが、いわゆるバイエル教則本の「バイエル」がでてこない。
- NDC
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- 音楽 (760 9版)
- 参考資料
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『標準音楽辞典 ト-ワ索引 新訂第2版』 音楽之友社,2008.3 ISBN 978-4-276-00008-7<当館書誌ID:0011625196>
商用データベース「ニューグローヴ世界音楽大辞典」
商用データベース「e-レファレンス/ツール」・「e-レファレンス・ライブラリー」(日外 人物・出版情報) - 商用データベース「Japan Knowledge(ジャパンナレッジ)」(事典・辞書等)
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『標準音楽辞典 ト-ワ索引 新訂第2版』 音楽之友社,2008.3 ISBN 978-4-276-00008-7<当館書誌ID:0011625196>
- キーワード
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- バイエル
- Beyer, Ferdinand
- バイエル・ピアノ教則本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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商用データベース「e-レファレンス/ツール」は、2010年6月から「e-レファレンス・ライブラリー」(日外 人物・出版情報) に変更。
商用データベース「ニューグローヴ世界音楽大事典」は2010年3月末でサービス終了しました。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000052841