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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000245792
提供館
(Library)
横浜市中央図書館 (2210008)管理番号
(Control number)
横浜市中央2524
事例作成日
(Creation date)
2016年08月16日登録日時
(Registration date)
2018年11月14日 13時59分更新日時
(Last update)
2018年12月09日 12時28分
質問
(Question)
横浜にあった、港町魚市場についてその設立経緯や歴史がわかる資料が見たい。
回答
(Answer)
1 横浜市中区役所ホームページ「20.港町魚市場跡」
  http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/sighthist/etizu/20.html (2018年9月4日確認)
  中区内にある、記念碑や史跡を紹介しており、「港町魚市場跡」について記載があります。
 「1874(明治7)年、高島嘉右衛門がこの地に生鮮食品の市場を開いた。当時は脇を川が流れ、物流に
 も便利で繁盛したが、1931(昭和6)年開設の中央卸売市場(神奈川区)へ移転した。」
  また、碑文についても全文、掲載されています。また、碑の写真も掲載されています。
  ホームページに掲載されている碑文は以下のとおりです。
 「横浜市長 飛鳥田一雄書
  横浜魚市場の沿革
  明治四年陸奥宗光が神奈川県令のとき高島嘉右工門の市場開設の出願を許可して市内の衣紋坂 (今
  の横浜公園内) に欧米風の吹貫建築で本格的な食品市場を開設させた当時この市場の取扱品目は魚
  介鳥肉獣肉青果物などでこれを四品市場といい後年の港町魚市場がこれにあたる明治七年魚問屋組
  合を設立し市場益々繁栄せり明治四十二年組合長太田徳次郎高島氏より士地千二百七十坪と建物一
  切の讓渡を受け市場有力関係者と計り横浜食品市場 (株) 創立新築せるも大正十二年の大震災にて
  焼失し再建営業愈々市場隆盛となる昭和六年法令により中央卸売市場開設のため市場業者一同移轉
  今日に至る茲に此地の関係者昔日を偲び記念碑を建立す 浜つ子の 明治を偲ぶ 寶船 」

2 『横浜近代史総合年表』松信太助/編 有隣堂 1989.12
  1の内容から、「港町魚市場」「四品市場」「横浜食品市場 (株) 」のキーワードから索引を引いた結
  果、港町魚市場に関する事項で掲載されていた事項で主なものは以下のとおりでした。
  1872(明治5)年 高島嘉右衛門、相生町一丁目の工部省用地を借り受け、四品市場を開設。
  1872(明治5)年 9月20日 四品市場開業にあたり、路上・人家・軒下での営業を禁止。
  1873(明治6)年 魚鳥獣青物四品市場規則を定める。
  1874(明治7) 年 2月 四品市場、相生町より港町一丁目に移転
  1879(明治12)年 2月 横浜区魚獣青物市場開設営業例規を定める(福島町・港町・石川町の3カ
              所に設置)3月1日施行。
  1904(明治37)年 4月21日 港町一丁目の食品市場、会市規則を県知事に提出
  1909(明治42)年 5月22日 港町1丁目の魚市場・青物市場、横浜食品(株)と改称、この日上棟
                 式。
           12月3日 新築落成式           
           12月6日 移転開業
  1911(明治44)年 8月17日 太田徳次郎ら7人、港町一丁目に(株)横浜食品市場を設立(資本金
       38万円)
  1931(昭和6)年 2月11日 市中央卸売市場、神奈川区山内町に開業、青果・牛肉・鳥肉・鶏肉4
       部門の取引を開始。
           10月11日魚類部開業。

3 『横浜市史 第4巻 上』横浜市/編集 横浜市 1965.12
   p.855-856 「第2編 諸産業の発展 第4章 農漁業の推移 3 水産物の加工と流通」
   横浜市内の魚市場についてふれており、高島嘉右衛門による「四品市場会社」が明治7年に港町に
   できるまでの経緯が記載されています。
   「関係業者が協議を遂げ、食品市場を吉田橋もよりの吉田新田埋立地に設立しようとしたのは、
   明治3年3月であった。
   そして翌4年衣紋坂(えもんざか)に欧米風の吹貫の家屋が建設された。これが俗にいう市場長
   屋であり、横浜における市場の始まりであったという。しかし、この市場は鮮魚販売を主として
   いたため、その不便も少なくなった。
   当時、この欠陥に着目した高島嘉右衛門は、さらに組織的な市場の設立を計画した。
   明治5(1872)年5月、かれは相生町1丁目の工部省用地1100余坪を入手し、そこに吹貫家屋を
   建築し、魚・鳥・獣・青物の四品市場を開設した。そして、既設の吉田新田および居留地の魚市
   場を閉鎖して吸収合併した。
   ところが、明治7年2月さらに港町1丁目の換地を交付され、そこに移転して開業することになっ
   た。」

4 『横浜市史 Ⅱ 第1巻(下)』横浜市総務局市史編集室/編 横浜市 1996.3
   p.161-162 「第3章 市内の商業 第1節 商店と商店街 1 商業の変貌」「中央卸売市場の設
   置」
  「旧市場のなかでは中区港町の横浜食品市場(港町魚市場)と神奈川区小伝馬町の神奈川魚市場が
   他を圧していた」
   との記載があり、1931(昭和6)年に中央卸売市場が開設されるまで、港町の魚市場が繁盛してい
   たことがうかがえます。

5 『横浜市史稿 産業編』横浜市役所/編 名著出版 1973.10 ※横浜市昭和7年刊の複製
   p.357-359 「第8節 食品市場の変遷 1 横濱魚鳥獣青物市場」
   横浜市における食品市場の起源から高島嘉右衛門による「四品市場会社」に至るまでの経緯や、
   1874(大正7)年に「青物市場は他に合併せられ、鮮魚・干魚のみを取り扱」うことになったこと
   などが記載されています。

6 『横浜市中央卸売市場30年史』 田口章太,横浜市中央卸売市場30年史刊行会/編 
   横浜市中央卸売市場30年史刊行会 1961
   p.9-11「初期の公認市場」
   衣紋坂の吹貫の家屋の「市場長屋」、高島嘉右衛門による「四品市場会社」に至るまでの経緯が記
   載されています。
   また、「港町の食品市場」として、1911(明治44)年頃の市場の建物の写真が掲載されています。

7 『報告書 ヨコハマの台所 高度経済成長期の横浜市中央卸売市場』
   横浜市ふるさと歴史財団近現代歴史資料課市史資料室担当/編 横浜市史資料室 2013.3
   p.63-64 「横浜市域の在来市場」
   横浜市中央卸売市場ができるまでの前史としての横浜市域における在来市場について記載があり
   ます。

8 『神奈川県の水産』 神奈川県水産会/編 神奈川県水産会 1930.10
   p.12「横浜市港町中央食品市場」
   建物の内部で働く人を写した写真が掲載されています。
   この資料は、横浜市立図書館デジタルアーカイブ「都市横浜の記憶」でも閲覧可能です。
   (21コマ目)
    http://www.lib.city.yokohama.lg.jp/Archive/DTRP0320?SHIRYO_ID=3467

9 『卸売市場制度五十年史 第2巻 本編』卸売市場制度五十年史編さん委員会/編 
  食品需給研究センター 1973.3
   p.518-519 「第5章 横浜市中央卸売市場 第3節 魚類部の成立 まえがき-開場前の市場概
   説」
   横浜市中央卸売市場が開設される前の地区内の魚市場の概況について記載があります。
   また、「既設魚市場の概要」として、港町にあった「横浜食品市場」の大正14年頃の敷地、建物、
   取扱高、市場商人数がわかる表が掲載されています。

10 『郷土横浜を拓く 史論集 2』田村泰治/著 田村泰治 2015.4
   p.293-301 「8 横浜における食品市場形成と発展」
   「四品市場」ができた経緯、移転問題などが記載されています。
   また、1909(明治42)年、横浜港街魚問屋組合の太田徳次郎が高島嘉右衛門から市場一切を買収
   し、新たに「横浜食品市場株式会社」を設立したこと、中央卸売市場の成立までが記載されていま
   す。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
マーケティング  (675 8版)
関東地方  (213 8版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000245792解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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