レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/01/23
- 登録日時
- 2018/03/29 00:30
- 更新日時
- 2018/05/09 14:22
- 管理番号
- 茨城-2017-208
- 質問
-
解決
『茨城の青少年赤十字』の内容について
『茨城の青少年赤十字』という図書の中に,昭和21~24年ごろ,アメリカ教育施設団のマーガレット女史(名前は確実ではない)が,茨城県に来県し,教育吏員として赤十字活動・婦人会等の結成について指導したことが,顔写真と一緒に記事になっているページがあったはず。そのページの確認。
- 回答
-
(1)『茨城の青少年赤十字』で顔写真付きで紹介されている女史は,米国赤十字顧問オードレイ・H・バセット女史であるが,「戦後の日本青少年赤十字」(p.16-21)という全国の動きの中で説明されており,茨城県内での活動については記載なし。
「戦後の茨城県青少年赤十字」の項中,「黎明期(昭和22年~25年)」(p.29-31)に県内の動向について書かれているが,顔写真入りで紹介されている女史はなし。p.29に「地区的には茨城軍政部教育課長マクターガット氏などが,講演会・映画会などを通して大いに青少年赤十字の指導に尽力された。」との記述あり。バセット女史が来県指導したことに関する記述はなし。
「茨城県青少年赤十字行事一覧表」の同時期(p.262-263)を確認したが,支部関係でバセット女史についての記述はなし。
(2) 『茨城の占領時代 40人の証言』を確認したところ,元茨城軍政部通訳の豊崎春野氏と旧金砂郷村で地域婦人会を結成した元教師塩谷きわ氏の証言の中で,婦人会の結成について尽力した女史として,文民教育吏員のオーバーガード女史が出てくる。顔写真はなし。
p.42-52 「抵抗感なく異文化(米軍)受け入れ」(豊崎春野)
p.460-469 「軍政部の指導で地域婦人会を結成」(塩谷きわ)
- 回答プロセス
-
(1) 現物を確認
(2) 占領期の軍政部に書かれていそうな図書を確認
その他の確認資料
・『ザ・ヤンキー・サムライ』(イ923/フロ/,001053602197)
・生田目 靖志/著,「占領軍の本県進駐時の諸問題と文献紹介」(『茨城県史研究 第72号』所収)(イ200/6/72,001052394150)
・川俣 英一/著,「占領政策の地方的展開」(『茨城県立歴史館報 17』所収)(イ069.6/イレ-1/17,001051686630)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 9版)
- 社会福祉 (369 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
-
- 茨城の青少年赤十字日本赤十字社茨城県支部/編日本赤十字社茨城県支部
- 茨城の占領時代40人の証言茨城の占領時代研究会/編茨城新聞社
- キーワード
-
- 茨城軍政部(イバラキグンセイブ)
- GHQ(ジーエイチキュー)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土,人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000233491