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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000218440
提供館
(Library)
島根県立図書館 (2110035)管理番号
(Control number)
島根郷2017-04-001
事例作成日
(Creation date)
2017年4月28日登録日時
(Registration date)
2017年07月07日 12時35分更新日時
(Last update)
2019年09月12日 17時40分
質問
(Question)
大正時代に江の川で運行されていた「プロペラ船」について知りたい。
回答
(Answer)
当館所蔵資料より、下記の資料を紹介し回答。

資料1:p90「プロペラ船(飛行船)」の項目あり。大正年間に浅利村の山根佐仲という人が紀州の熊野川で利用されていたものを移入し、江の川で企業化したものとする。この船は轟音をたてて川を滑るように早く走ったので、飛行船とも呼ばれた。大正7年ごろのプロペラ船の写真を載せる。川本-江津間が大正6~7年ごろで2円80銭と高額であったが、川下村の製紙会社の生糸もこの船で運ばれたという記録が残っている。この会社が廃業した理由として、三江線が石見川越駅まで開通したため客足を奪われたため、もしくは船が岩に激突して沈没し死者が出て、その賠償により破産に追い込まれたという説もある。

資料2:p46「山根左仲」。プロペラ船を導入した人物。明治17年(1884)~昭和15年(1940)。浜田市の廻船問屋・酒造業を営む山田屋本店(山根家)に生まれ、18歳の時に江津市浅利村の網元・山根金造の養子となり、家業の漁業や産業に携わる。大正12年(1923)に紀州熊野川で就航していたプロペラ船を江の川に移入して事業化した。これには旅客のほか、逓信省の郵便物輸送の委託も受けていた。しかし、三江線が順次開業していくと客足を奪われ昭和6年(1931)に廃業した。江の川河口付近に停泊しているプロペラ船の写真を載せる。写真のプロペラ船は現在多鳩神社で展示されているとする。

資料3:p28-30「4.江の川の舟運」(山田榮康)のうち、「プロペラ船の登場」。内容は資料1とほぼ同じ。写真は資料2と同じものを載せる。運賃2円80銭の比較として、当時の米価が一升30銭(大正6年から急騰し8年には米価は45銭となる)であったので、「現在の米価からすると三千数百円となりかなり高額な料金であった」とする。三江線開通に伴い廃業したが、川戸の有志が惜しんで、川戸-川本間の運行を計画したが、翌年に(石見)川越駅が開業したことにより全面的に廃業となった。現在、川戸の妙見社と二宮町の多鳩神社に船のプロペラが奉納されている(写真あり)。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本  (291 8版)
風俗史.民俗誌.民族誌  (382 8版)
内陸水運.運河交通  (684 8版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】森脇登 著 , 森脇登. 川本の歴史断片. 川本印刷所, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069375118-00  (当館請求記号 郷貸出217.36/モ14)
【資料2】江津市文化財研究会 編 , 江津市文化財研究会. 江津の人物誌 : 郷土が誇る人びと. 江津市教育委員会, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002993517-00  (当館請求記号 092.8A/1295 ※貸出禁止資料)
【資料3】江津市文化財研究会 編 ,江津市文化財研究会. 石見潟 第25号. 江津市文化財研究会,2009.
キーワード
(Keywords)
江の川 江川 ごうのかわ ごうかわ
プロペラ船
飛行船
島根県
舟運
水上交通
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000218440解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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